自由な保育~リズムのある生活

朝の園庭に響く音楽は

ブレーメンの音楽隊だ

森の組と山の組が

それぞれの配役で演じている。

誕生会後の日課のように

幼稚園のそこここで行われ

ブレーメン熱が続いている。

お母様方と保育者たちの

誕生会オン・ステージが

音楽環境となって

子どもたちの創造性を培うために

活躍しているのだ。

幼児の世界は

その生活全体が創造の世界で

リズムの世界だ。

幼児が生活している所には

そこここにリズムがある。

「せんせーえ!いっしょにいこう!」と走ってきて

保育者と一緒に手をつないで

歩く、走る、スキップする。

そんな何気ない日常の動きにも

リズムがあり、音楽がある。

♪こぎましょ こぎましょ ブランコを

ブランコを押す保育者の手からも

リズムが、音楽が 生まれる。

背中を押してもらう リズミカルな感覚から

いろいろなイメージが広がる。

ちょうちょになったり

小鳥になったり

ヒーローになったりして

空を飛ぶ。

製作をする紙を

子どもに渡すときにだって

リズムがある

積み木やおままごとを

片付ける時にも リズムが。

リズムは 私たちの動きの中にあるのだ。

いつもの生活の

一見 ふつうの何気ない動き

そんなところに目をつけ

大切にするのが 幼児期の音楽、リズム教育の基本だ。

いつとはなしに いつでもしているのが

幼児の教育。

保育者の作り出すリズム

お母様が作り出すリズムが

子どもたちの心や身体を動かして

子どもたちを成長させる。

知らずしらず いつのまにか

こんなに育っていた!

そういう日々が やってくるのだ。

山の組の虫たちの遊びも

こんなに育ってきた。

立派な乗り物を作ってもらって

嬉しそうな虫たち。

ポケモンたちも 仲間になって

リズミカルに遊んでいる。

心も身体も こんなに動くようになって

子ども自ら どんなに嬉しいことだろうーーー。