北風の朝。
ジューンベリーの葉は
あらかた地面に帰ってしまった。
カクレミノの黄色い葉っぱ。
「どこから落ちたの?」
落ち葉の上を走るのは
いい気持ち!
あら、ぶつかっちゃった。
「れんけつしよう」
あぁ そういうわけか。
落ち葉たちとの遊びが
子どもたちの生活にひとつ加わって
嬉しい朝。
あら、テラスで泣き声が。
「バイバイしてないのに~」
言おうとしたら もうお母様が
いなかったのだ。
「だいじょうぶ、
さっきĪちゃんがバイバイしていたからね」
「こーんなに 大きな声で!」
ツリーハウスの朝ごはんに使う
おいしそうなものを
集める池さんたち。
ガソリンスタンドごっこの
続き。
スタッフたちの登園はまだか。
ツリーハウスのお父さんは
朝飯前の運動か。
今日一日の充実のため、
遊びに使うものを
作り始める子ども。
自分の持つイメージを
保育者に伝える。
保育者とやり取りしながら、
イメージが
はっきりとした形になる。
おままごとの牛乳も
こうやって作ったものだ。
作ったベルトがあれば
大きさは違っても
同じヒーロー。
お兄さんたちと同じように
道具を使いこなしたいのだけれど、
ちょっと不満なひよこさん。
ここに通せば
グラグラしない。
ガソリンスタンドのスタッフが
もう1人出勤。
ツリーハウスで飼っている
恐竜さんのお出かけ。
お母さんたちは
冬じたくか。
煮炊きするのに
大忙しだ。
おねこさんも飼っている。
ツリーハウスで暮らしていると
葉擦れの音も
近くに聞こえる。
森のようなお庭で
動物たちのように
身体を使う。
生きる感覚が
研ぎ澄まされることだろう。
海の組のフリーマーケットが
クリスマスパーティーに。
動物園ごっこと並行して
おもしろそうだ。
パーティーでは
楽器の演奏も。
サンタクロースはまだ来ないけど、
「ぼくたちがサンタさんになっちゃう
っていうのはどうかな」。
お庭の遊びも
もっともっと
おもしろそうになってきた。
ガソリンスタンドのスタッフも
揃って、
あ、お風邪で1人欠勤だった。
和やかな池の組。
赤ちゃんの世話をする
お母さん。
自分より小さいと思っているひよこさんの
お世話をする
ひよこさん。
ここでも
小さい人のお世話がしたい。
お母様や先生に
親切にしていただいて、
安心感が貯えられたのだろう。
この小さな身体の中に
柔らかな心が育ってきているのを
感じる。
池の組にやってきた
海さんのサンタクロース。
びっくり嬉しい
池さんたち。
どの人も
無言なのがおもしろい。
大人たちも
子どもの世界のお風呂に
首まで浸かるようにして
生活できたら きっと楽しい。
幼稚園でも
お家でも―――。