家庭教育に役立てよう

小鳥のさえずりが響く

火曜日の幼稚園。

森の組の和やかさ。

幼児は空気で育つと言われているが

一生けんめいな空気の中

小さいたまごさんが 夢中で遊んでいる。

一人ひとりの夢中が

“一生けんめい”な空気を作り出すのだ。

こちらは粘土で作りたい。

お友達の遊びに 心が動かされる。

あ、もう一人。

いつの間にか だんだん夢中になる。

作りたい子どもが ここにも。

ここにも。ここにも。

お魚を作って レストランに持っていく。

あ、クジラなの!

裏には骨が描いてある!

なるほど なるほど。

「もういっぴき作ろうか!」

レストランの朝は 忙しい。

粘土チームは

お餅や

シャクトリムシやダンゴムシを 作っているようだ。

レストランの店長さんは お花のお世話。

あ、お客様だ!いらっしゃいませ!

「 これも これも これも」

「おいしいですよ」

イメージを共有しながら 遊んでいる中で

お城なのか 神社なのか

イメージが交錯するなか

遊びが発展していく おもしろさ。

山の組は 大忙し。

今日から2月。

もうすぐ 豆まきなんだもの。

鬼をやっつけるための 豆と枡。

作っておかなければ!

絵の具は

紙芝居作りから

始まったらしいのだが

おもしろくて おもしろくて

止まらなくなったのだ。

豆まきの準備を済ませた こちらの家族は

いつものお母さん役が 欠席のため

お姉さんたちが イメージをふくらませ

遊びを続けている。

保育者もお友達も 全てが教育環境。

この 子どもたちの日常を

外側からあっさりと 眺めただけでは

この日常の中に どんな教育が練りこまれているか

わからない大人が 多いと思う。

わからなかったら 聞いてほしい。

わかっていると思っても 聞いてほしい。

家庭教育にも きっと役立つと思うーーー。