子どもたちの一日 母たちの一日

木曜日の幼稚園。

母たちのお楽しみは

2階ホールのフリーマーケットだ。

子どもたちは 小さくなった自分の服やおもちゃが


売りに出されていることなど知らず

いつもの幼稚園だ。


母たちは

卒園母との旧交を温めたり

わが子の友達が着ていた

小さくなった服に驚いたり。

「ああこれ覚えてる」

「もう着られなくなっちゃったの?」

「あっという間に大きくなっちゃう」

今この時の大切さを実感したり。


1階の森の組には 山さんが。

ついこの間入園した小さい森さんも

作ったお人形たちで遊んでいる。

おもしろそうだ。


お庭へ出てきた 山さん森さん。

おいしそうにできたかな。

あっ できた!


こちらも おいしそうだこと。


山の組からは 鈴音が。

ポケモンのお家を作る子どもの向こうで

♪ジングルベルを踊る子ども。

♪あかい鳥小鳥もやりたい。


聞きつけてやって来る 子ども。

♪あかいとり ことり

なぜなぜあかい

あかいみをたべた

ポケモン家製作の子どももやりたくなる。


子どもは本当に 小鳥になって

おいしそうな実を食べる。


♪サンタのおじいさんも始まった。

よい子はどこだとやってくる サンタクロースと

眠る子どもたち。

順番なのだが 山さんたちは

まだサンタさんになっていないお友達のところに

プレゼントの袋を どっこいしょと置くのだ。

赤い鳥小鳥もそうだが

夢中になりながらも

お友達のことを考えていて 嬉しい。


さっきから見ていた森さん二人は

♪みちぶしんをやりたい。

一生懸命働くのはおもしろい。

おもしろい おもしろい!


♪おにさんこちら も。

♪おにさんこちら

てのなるほうへ

あちらでタタタ

こちらでタタタ

つかまえられた

ひとこそおによ


あちらでタタタ

こちらでタタタ


ここでも みちぶしん。

鉄道員たちが 一生懸命働いている。

手伝う新入社員たち。

幼稚園の子どもたちの一日は

おもしろく楽しく

そしてきっと たっぷりと長い。


母たちの一日は どうだろう。

あっという間のように思えたり

一心同体の我が子との時間も加えると

ずいぶん長いように思えたり…。

子育てとは なんと深遠で

味わい深いことだろう。