子どもの中身を育てる

幼稚園の水曜日。


小学生のお兄さんが


豪速球でごあいさつ。

すばらしい投球に


心が動く。

身体が動く。

子どもは言葉じゃなく

身体なのだ。

ああいうふうに 自分もやりたい!と


心が動くから

体も動くのだ。



お兄さんの身体の動きを

真似して嬉しい


幼稚園児たち。


幼稚園チルドレンズの投球フォームは


だんだん格好がついてくる。


久々出勤の 鉄道員は

遠距離運転。

「なごや~ なごや~」

それぞれが 思い思いに

遊びを始める朝。


山さんたちはもちろん

野球ごっこを始めた。


お兄さんのちょうど良い指導により


山さんたちの意欲が燃える。


お兄さんが いいリーダーに育っていて

嬉しい保育者たち。


ぼくも的を作りたい。

そして投球技術を 磨きたい。


繰り返しの挑戦で

達成感を味わう。



それぞれの遊びの達成を目指して

熱中が始まっている幼稚園。

保育者たちは

それぞれの遊びを支えるために

行ったり来たり。


頭のてっぺんからつま先まで使って 一生けんめい。

子どもたちが


持って生まれた力を 精一杯使い

今日一日を 充実して生きられるように。

今日の充実は


明日の力につながるのだから。

毎日は積み重なっていくのだから。


それが 心底わかっているから

保育者たちは精一杯尽くす。


幼児の教育は いつもの日常の中にある。



私たちがしていること それは

子どもの中身を育てることだ。

子どもの中身は目に見えない。

けれど 子どもたちと共にいると感じる。


ああ 育ってきたと。



今日で一月が終わる。

2月はあっという間に去る。

この人にはいい変化があった と

嬉しい一方で

入園からこれまでを 一人ひとり振り返り


思いまどうこともある 1月尽ーーー。