幼稚園の一生けんめい

冬うららの木曜日。

一人やってきた その時から

保育が始まる 幼稚園の朝。

一人 また一人 やってくる。

ぼくも 乗り物作りたい。

同じおへやで 違う遊びが

繰り広げられているから

それぞれが影響し合い

お互い同士が


広げあったり 深め合ったり。

昨日から作り続けていて 完成させ                                                                                            満足した子どもが

お友達のを手伝っている。

大きいのを作りたい 小さい山さん。

そのうちだんだん 小型化する時が来る。


森さんたちも 作っている。

紙や積み木で

イメージを 広げている。

お友達は 互いの教育環境だ。


お庭では

♪さるかに をしたいお友達が

音楽を待っている。

劇を見ながらも 作りたい子ども。

先生がいなくても

自分たちで 劇を始めた。

えらいこと。


幼稚園はトクベツだから

おさるさんの役が 二人いてもいいのだ。

大きくなれば 二人はへんだから


一人にしようということになるのだが。

小さい人たちは

一人ですべての役を やったりする。

めでたしめでたしの後は


恒例♪ドレミの歌なのだ。


お二階ホールでは

小さいお庭カフェの 小さい人形劇が

始まっている。

山さん森さんたちも 観たい。

くーちゃんや大きいお人形たちは

お山にいて 来ないけれど

またいつか来てくれる。

今日は 小さい人形劇だから

小さいお人形たちが来てくれたのかな。


舞台の向こうの OGこぐま座母たちには

子どもたちの気配は感じられても

この表情は見えない。

見えたらどんなに嬉しいだろう。

どんなに心を動かされるだろう。


我が子が卒園しても ずっとずっと

幼稚園の子どもたちのために

こんなに一生けんめいしてくださって

ありがとう!

ありがとう!

ありがとう!


ありがとうーーー!