どっさりの教材

お空は曇っているけれど


イチョウ・モミジの葉が


お庭を明るく照らしている 月曜日。

お友達を待つ子ども。


「おはよう!」「おはよう!」

一人またひとりやってくる 幼稚園の朝。

昨日別れたお友達と

今日また出会える 嬉しさ。

新しい一日が 始まった。


どっさりの落ち葉が嬉しい 子ども。


落ち葉のお庭を 赤ちゃんとお散歩。

「パクパク ああ おいしい」


赤ちゃんをかわいがる子ども。

いいものをいっぱい拾う 子ども。



いいものが集まったので


冷蔵庫に 入れたい。

あたしも冷蔵庫作りたい。

赤ちゃんの食べ物を入れるの。

それぞれの遊びに使うものを

自分の手で作り出す 山さん。

これは お金か。


こちらは 森さん。

これは 電車か

おお そうだ!

テラスでも運転できるものね。


♪オリンピックマーチの後は


♪ドレミの歌なのね。

リズム遊びは おもしろい。


でも こんなに小さい人たちが

あのステージのイメージに向かって

踊っているのだから 感心する。

ママ達でも難しいのに。


森さんたちの劇に

山さんたちが入って

盛り上がる♪さるかに。


毎日よく続く 音楽劇。

物語を奏でる


美しくリズミカルな楽曲に

心と身体が動くのだ。


お友達と一緒になって

昔話の世界に浸る 嬉しさ。

表現する楽しさ。

楽しくて嬉しくてたまらない。

楽しさ それは達成感だ。

物事を成し遂げた 満足感だ。

小さい人たちだって

音楽劇の大団円に

大きな達成感を 感じているのだ。


幼稚園のお庭の 葉っぱたちも

リズミカルに落ちてくる。

風もないのに 落ちる不思議を感じながら

落ち葉と鬼ごっこする

虫研究所の二人。


初冬の自然は 子どもたちに

どっさりの教材を 用意してくれているのだーーー。