まってたまってた カレー幼稚園

水曜日のお花畑ステージに


♪ちびくろサンボが復活。


黄色いトラや ホットケーキが


カレーを想起させたのか。


今日は 楽しみにしていた

カレー幼稚園なのだもの。



小さい人たちは

カレーのことは知らないから


いつもとおんなじ 楽しい幼稚園だ。

大きい人も小さい人も

たくさん遊んで

おなかをペコペコにするのだ。


厨房では

お料理サークルのお母様たちが

腕によりをかけている。

子どもたちが喜ぶ おいしいカレーを作ろうと。


子どもたちも

お母様たちも


達成めざして 一生けんめいだ。

幼稚園中に

いい匂いが満ちてきた。

おいしいカレーの完成か。


カレー屋さんがやってきた 森の組。


いただきます!


小さい人たちにとって

お母様の作ったお弁当でない 食べ物を


幼稚園で口にする 初めての日。

初めてのカレーをお口に入れてみたら


おいしかったに違いない。


なんとも言わないが

夢中になってお口に運んでいるので


おいしいのだな!と わかる。



一生けんめいになって食べる姿は

胸を打つ。


子どもにとって 食べることは生きることだ。

嬉しさがこみ上げる カレー屋さんたち。


山の組にも カレー屋さんが。


いただきます!


おお!やっぱりおいしい!

「サイコー!」


これ、何年も続く

おいしくてたまらない時の 表現なのだ。


おいしくて嬉しくてたまらない


山さんたち。



今年も 初冬がやってきて


カレー幼稚園の季節になって


ふと気づく。

まってたまってた カレー幼稚園を

年長児たちは あと何回味わえるのだろう。



始まりがあれば終わりはある。

子どもたちにとって


時が過ぎ去ってしまうことは わからない。

子どもは 今を生きる存在なのだ。


子どもたちが 幼児としての今を 精一杯


心豊かに生きてほしいと 願って

お母様たちのサークルが 活躍しているのだ。

私ども保育者たちと一緒の心で。

ありがとう ありがとう

お母様たち ありがとうーーー!