自由な保育の幼稚園の 9月

幼稚園の9月。

仲良したちの二学期が始まった。

嬉しい嬉しい山さんたち。

1ヵ月の夏休みにもリズムを崩さず

安定の山の組。

久し振りのブランコ。

一生けんめい待っているえらい森さんたち。

“何回漕いだら代わる”などのルールは 高階幼稚園には ない。

数ばかり数えていたら、 ちょうちょや小鳥やヒーローになって お空を飛べないもの。

「たーくさん漕いだら代わってくださる、えらいからね」と

心から言っていると

必ず誰かが代わってくれる。

嬉しくてお礼を言っていると

また 誰かが代わってくれる。

お互い同士が 心を動かす。

代わったり 代わってもらったりしながら

いつのまにか成長する。

ブランコは嬉しい。

幼稚園のお庭は嬉しい。

どんぐりやお花や

いろんな虫に 出会える。

鬼ごっこだって 思いきりできる。

オニ決めの時の

わくわくとドキドキ。

一対一対応がきちんとできている。

これが算数の基本だ。

ぼくがオニだ!

さあ、つかまえるぞ!

諦めず、どこまでも追いかける

小鬼の姿に 感動。

作りたい子ども。

森さんたちだって

自分の思いを形にしたい。

自分で作ったパンダちゃんに

お水を飲ませる満足。

一生けんめい遊ぶ子どもたち。

一人ひとりがこんなに

こんなにこんなに

一心不乱なのだ。

一生けんめい遊んでいると

お友達がやってきて 手伝ってくれる。

一生けんめいは いい。

はっけよい

のこった のこった!

テラスで始まった おすもうごっこ。

おもしろい!

おもしろい!

子どもたちの歓声。

子どもたちの生活が

幼稚園に戻ってきたのだ。

響きあう幼稚園 ーーー!