共感・共鳴の間柄が

月曜の朝。

幼稚園のお庭には 樹液の甘い匂いが!

ツリーハウスのくぬぎの食堂には

シラホシハナムグリが こんなに!

ビックリ!の子どもたち。

こんなに捕れた!

あまりの収穫に

ちょっと 尻込みしたくなる。

木登り名人は

高みを目指す。

ぴかぴかハナムグリを捕りたい。

これは ハナムグリじゃなく

お庭で実った ブルーベリー。

嬉しいおいしさ!

砂場からは

「たのしいねえー!」「うん!」の声。

嬉しい幼稚園。

嬉しい幼稚園の 木陰。

この木陰がなかったら

この夏 お庭で遊べない。

窓から眺めるお庭は どんなだろう。

ひとしきり汗をかいたので

涼しいお部屋で おままごと。

保育者は お部屋とお庭を行ったり来たり。

ぼくはテラスでブルーベリー。

こちらは山さん。

鉄道員は忙しい。

仕事に励む 鉄道員。

工事の現場監督は 工事車両。

軽自動車や動物。

現場監督に書いてもらった 忍者の道具。

それぞれ自分の力で 一生けんめい。

ご近所のお宅は

虫さされの治療と

歯みがきで 大忙し。

同時にいくつもの仕事を片付ける母。

お庭の虫取り少年の 休憩。

「あたしたち 作り物の先生なの」

「一緒に作る?」というわけで

ご近所のご家族も

製作の仲間になる。

積み木のお部屋の 博物館も

忙しいようだ。

自分で作った 大切な人形たちも

仲間に入れたい!

ここは 遊べる博物館だもの。

ブランコに乗せたり

落っこちちゃうからと

洗濯ばさみで挟んだり。

ラビューのスペシャルシートに座らせたり。

博物館の魅力は 深い。

今日は特別暑いけれど

子どもの世界は 意欲に満ちている。

思いを形にするために

一人ひとりが 一生けんめいだ。

小さい人たちも 安心して

子どもの世界を くり広げている。

小さい人たちは

偶然出会った遊びを 覚えていても

はっきりとした形に現すことが 難しい。

ああ、あの時のあの事だなと

言葉ではない

保育者との 共感・共鳴の間柄が

小さい人たちの遊びを 支えているーーー。