「子どもたち 鬼をやっつける」の巻

今日は幼稚園の豆まきだ。

大きい人たちは 準備万端ぬかりないが

小さい人たちは よくわかっていない。

きみこ鬼の襲来に

大喜びの森さんたち。

一応「おにはそと」と

豆を投げるのだが

嬉しそう。

鬼に抱っこされても

嬉しそう。

みんな嬉しそうだが

訳がわかりかけた子どもには

ちょっと怖い きみこ鬼。

豆まきを見物しながら

お弁当を食べていた子どもの 大物ぶり。

鬼への威嚇もすばらしい。

この ほっこり鬼は

今は高校生Fちゃんの

幼稚園時代の力作だ。

「おにはそと~」

「おにはそと~」

食後のうがいを終えた大物に

やっつけられる きみこ鬼。

おもしろい おもしろい!

おもしろい おもしろい!

おもしろい おもしろい!

やっつけられた きみこ鬼。

とうとう退散

きみこ鬼。

こちらは鬼を待ち受ける 山の組。

大きい人達用のお面は お花先生作。

あ、やってきた!

「おにはーそと!」

「おにはーそと!」

逃げながらの攻撃は

作戦か。

それとも本当に怖いのか。

きみこ鬼だから

そんなに怖くないと思うんだけれど

そこは 子どもの世界。

きみこ鬼は 本当の鬼に

なってしまうのだ。

横顔 見えているんだけれど。

「おにはーそと!」

「おにはーそと!」

「おにはーそと!」

「おにはーそと!」

激しい攻防戦を 展開する

山の組。

幼稚園の思い出に 「おにはそとがおもしろかったー!」と よく言われるため

鬼も いい仕事をしなくてはいけない。

これは 幼稚園の名物らしく

ギャラリーが多数。

我が子たちの 必死の戦いを

応援しているのかと思えば

おもしろがっている人さえいる。

気持ちはわかる。

一生けんめいは おもしろい!

子どもたちは 怖さを乗り越え

捕まえられたお友達を 助け出し

達成感を味わっている。

鬼さんの負け。

ごめんなさいの 握手。

さっきはあんなに 怖かったのにね。

子どもの世界は 深くて広いのだ。

今年の豆まきも めでたしめでたし。

「鬼さん さようなら~」「さようなら~」

「また来てねー!」