幼稚園のお友達

秋晴れの木曜日は

きのこ研究所の お掃除日和だ。

研究所は きのこだけでなく

いろいろな研究をしている。

日陰ガーデンで生まれた虫。

「小さいけど 羽はえてるね」

何作ろうかと 嬉しそうな

森さんたち。

山の研究員たちは

白萩の枝を使って何かの調査。

植物の病気を 調べているのか。

いろんな葉っぱ。

いろんな病気。

幼稚園のお庭は 薬剤をまかないので

あちこちに 病気が発生する。

山ブドウの葉は 黒痘病か。

続く鬼ごっこ。

赤帽子が鬼らしい。

子どもガーデンの向こうに 白帽子が。

獲物を狙う 赤帽子。

知恵を授ける 白帽子。

追われる者が 追う者に。

これ 増やし鬼なのね。

だんだん増える 赤帽子。

またまた増えた 赤帽子

迫り来る赤帽子。

追い詰められる白帽子。

ああ、タッチされちゃった!

ちょっと悔しいけれど

一人 最後まで頑張った満足感も。

繰り広げられる お庭の遊び。

続く レストラン。

お庭の自然が ごちそうだ。

森さんのお宅は パン屋さん。

お姉さんが お料理担当。

お母さんは 赤ちゃんをあやしている。

食欲の秋だ!

ロケットか ジェット機か。

「ここを こうするといいよ」

「ここに 人が乗れるね」

建設的な二人。

満足感!

ちょっと泣いちゃった子ども。

大きいのが当たって 嬉しいこと!

親切な山さんたち。

「泣き止んでよかったね」

研究所のテイラノザウルスは

「火ラノサウルス」か。

森さんたちも 親切。

いいお友達なのだ。

持っている自分の力を使い

いいことを考えて遊ぶ 森さんたち。

幼児にとって 遊ぶことは生きること。

限りある幼児期を 精一杯生きようーーー!