空気の教育

降り続いた雨が

やっとやんだ 幼稚園。

連休の後なのに

落ち着いた朝。

お休みの間 お母様に

たっぷり可愛がっていただいたのだなあ と

嬉しくなる。

お庭がビショビショのため

お部屋で早くも熱中の 山さんたち。

それぞれの「こうしたい」を達成させようと

保育者も熱中。

それぞれの意欲が

だんだん形になってきて

お部屋の空気に 闊達さが満ちてくる。

作り出したものから イメージが広がり

友達同士の遊びの輪が

そこここに生まれる。

森さんのお部屋も 落ち着いている。

小さい人のお母様方が

お部屋でご一緒していても

ぼくのあたしの ママはどこ という子どもは

いないのだ。

幼稚園が 楽しいところになって来たのだなと

嬉しくなる。

幼稚園のお庭が好きな

新しい森の組さんたちなのに

こうしてお部屋で 和やかに

遊ぶことができるなんて

なんて偉いのだろうと 感動する。

一人ひとりへの 保育者たちの一生けんめいが

一人ひとりの一生けんめいを 引き出すのだ。

一人ひとりが一生けんめいになるから

お部屋全体が

一生けんめいな空気に包まれ

その空気が

一人ひとりを育てるのだ。

空気の教育

幼児は空気で育つのだ。

幼稚園も お家もーーー。