“自分のことばかり”でない教育

土日の雨の置きみやげ、

きのこがかわいい 月曜の朝。

積み木のお部屋を覗くお母様たちの

嬉しそうな理由。

それは 山さんたちのクラシックバレエライブだ。

お城の姫と王子たちが

すてきな振付けで踊る。

自分たちの日頃の遊びの充実を

お母様方に披露するのが

嬉しい女児たち。

気恥ずかしさもありながら

女児たちのために踊りの輪に入っている 大きい男児たち。

みんな一生けんめいなのだ。

テラスでご覧になっている

お母様たちの嬉しさが伝わって

やっぱり嬉しい 子どもたち。

まるでオペラ座のエトワールたちのような人気だ。

小さいお手々に握手してもらって

楽しいお母さまたち。

お花畑ステージからも 音楽が。

♪うらしまたろう、もう始まっていたのだ。

森さんのお姉さんたちが

年少さんのお世話をしている。

まだ年中さんなのに もう“自分のことばかり”ではないのだ。

えらいなあ!と感動。

森の組のお兄さんやお姉さんの

心を込めた表現に

感動!

心も身体も動かすのって

こういうことなのだと

子どもから学ぶ。

子どもたちこそが 私たち大人の先生なのだと

心底思う。

役が足りないと

どこかから誰かがやってきて

何とかしてくれるのだ。

疲れ気味の小さい人たちのお世話に

心遣いしている保育者の代わりに

一生けんめいなのだなあ!

まだ年中さんなのに こんなに育ってきたのだなあと

胸が熱くなる。

暑いので 一休み。

園芸サークル丹精のブルーベリーを

みんなで味わう。

蒸し暑い日々だけれど

木陰のお庭は涼しい。

甘酸っぱいブルーベリーを

おいしいおいしいと喜ぶ子どもたちと

園芸サークルのお母様方の

笑顔が重なる。

子どもたちもお母様方も保育者たちも

幼稚園のみんなが 教育環境なのだ。

“自分のことばかり”の世の中に

こんな幼稚園がここにある。

残り僅かな一学期。

子どもたちの充実のために  尽くそうーーー!