幼稚園の春時雨。
今年度の誕生会が終わってしまって
心淋しい大人と違い
♪一寸法師に熱中する 山さんたち。
♪ゆびにたりない いっすんぼうし
小さいからだに 大きなのぞみ
おわんのふねに はしのかい
きょうへはるばる のぼりゆく♪
日本の昔話は いろいろある。
この頃忘れられてしまった感があるけれど
子どもたちが 自分たちの遊びに
こんなに 取り入れるのだから
大切に伝えていかなくては。
おお お次は♪うれしいひなまつりだ。
♪あかりをつけましょ ぼんぼりに
おはなをあげましょもものはな♪
あの 優雅な雰囲気を よくとらえて
みんなかわいいおひなさまだ。
おやおや ちょんまげを結っていただいて
本当の一寸法師になった。
ああ、なるほどなるほど
打出のこづちで背が伸びる場面で
大きい人と すり替わるわけね。
おもしろそうだからと
大勢 ちょんまげ姿になる。
ここは 昔々の世界だ。
小さい人と大きい人が
一緒に生活している 山の組だもの
なんてちょうどいいのだろう。
♪ひとうちごとに せがのびて
いまはりっぱな おおおとこ で
小さい人と大きい人が入れ替わり
めでたしめでたし。
お次は♪ねずみの嫁入り。
やっぱり 昔の世界のお話なので
ちょんまげ姿が 活躍する。
ねずみが 天下一のお婿さんを求めて
さがし歩くが
最後は 同じ仲間のねずみと結ばれる。
このお話は なんと
古く鎌倉時代まで さかのぼるらしい。
鎌倉時代から脈々と続くお話の世界に
いま この子どもたちが 浸っているのだ。
語り継いでくれたのは きっと
昔々のお母さんたちだ。
森さんたちは
♪とびだせ宇宙へに 夢中。
ママもパパも助けることのできない
宇宙へ旅立つ キビシイ曲なのに
みんな 楽しそうだ。
♪ガソリンスタンドも やりたい。
この道路 すごい混雑だ。
ガソリン ちょっと安くなったから
みんな 満タンに入れてもらっている。
そして 洗車もお願いしているのだ。
先週の誕生会には
くーちゃんたちも来てくれたし
お母様たちも先生たちを 応援して
歌やリズムをがんばった。
それがとても おもしろかったのだなあ。
お友達同士でイメージを共有しながら
リズムの遊びがこんなに続くのだもの。
子どもの生活全体が
創造の世界で リズムの世界なのだ。
私たち大人も
子どもの世界のお風呂に 肩まで浸かって
いろいろに変身しながら
リズミカルに生活していこう。
子どもたちの内面に持つ力を
育てていくために。
ある時はお友達になって。
ある時は お母さんに。
ある時は お父さんで。
ある時は 召し使いで。
そして 少しだけ先生にっなってーーー。
