幼稚園の金曜日には
遊びを積み重ねてきた 一週間の
最高潮がやってくる。
お風邪でお休みだった人たちだって
その波に乗れるのだ。
山さんたちの金曜日は おもしろい。
森さんたちの金曜日。
ちょっと お疲れ気味の人もいるけれど
遊び始めると 夢中になる。
小さい人たちのお部屋にも
一週間の充実の空気が満ちている。
こんなふうに遊んでいたのが
こんなになっちゃったけれど
怒ったりせず 線路チェンジ。
こっちもおもしろそうだものね。
いろんなことがありながら いつか いいお友達になる。
かみなりさまの空のおそうじ 終了。
鉄道のお仕事 復活。
♪工事場のお仕事も 始まる
ドスーン ドスーン ドッスーン
ガシャ ガシャ ガシャ ガシャ
ザーッ!
激しい仕事が続く。
すばらしい仕事現場なのだが
こんなに身体を酷使すると
昨今は ブラック企業と 言われてしまうのかもしれない。
しかし 額に汗する仕事は 楽しい!
おお 新入社員もやってくる。
しっかりとした仕事ぶりだ。
先輩たちも親切だ。
♪七夕のお星さまの世界。
お母様との誕生会のステージで
何度も練習した お星さまに
子どもたちの心が 動いたのだ。
心が動くと 身体が動く。
さっきから 山の組のダンスに夢中な
森の組の 子ども。
♪お花の体操も おもしろい。
深呼吸の場面では
首が上下している。
身体の中も動いているのだ。
森さんたちの 水分補給。
お庭でひと仕事するのだ。
大好きな♪ちびくろサンボ。
もう 何度上演されただろう。
今日は サンボが何人もいるけれど
幼稚園は トクベツだから いいのだ。
子どもたちは お話の世界に生きているから
小さい人たちは
ひとりで全部の役になったりもする。
おままごとでだって
ヒーローごっこでだって そうだ。
小さい時ほど
お母さん役が 2人いたり
機関車トーマス役が 3人いたりする。
「1人じゃないとへんだ」という人もいるけれど
「幼稚園はトクベツだから いいのよ」と言っている。
大きくなると こういうことは だんだん減ってくるのだけれど。
3歳は3歳の
4歳は4歳の
5歳は5歳の
その時の力を 精一杯使って
思いきり生きてほしい。
二度と戻れない 大切な幼児時代をーーー。