今日はカレー幼稚園

午後 雨が降り出すらしい火曜日。

焼き芋に使う 落ち葉を

濡らさないよう 確保しておこうと

山の組の 仕事人たち。

おお、森の組も手伝っている。

落ち葉の仕事は おもしろい。

熊手で掻き寄せる 感触と音。

どっさりの落ち葉の いい匂い。

大きな袋に詰めて

どっこい どっこい どっこいしょ!と

うんていの下へ 運ぶのだ。

雨が落ちてくる前に

おもしろい事を考えて

思いきり遊んでおこう!

賑やかだった 春の新緑。

むくむくと萌え広がった 初夏の緑。

深く濃い木陰が

雨や真夏の日差しから 守ってくれた。

秋になり 色づいた葉っぱたちが

次から次へと 降り注いで

自分たちの遊び仲間になってくれる 嬉しさ。

裸になった梢の下の 明るい陽だまりで

また影ふみをしよう!焼き芋を食べよう!

厨房では

お料理サークルの お母様たちが

腕によりをかけている。

みんなが楽しみに待っている

こくのある あのお母さんの味カレーを作りたい。

森の組の お花畑ステージは

今日も♪さるかに。

毎日違う役をやりながら

自分を表現している。

身体が動くと 心がそれについてくるのか

心が動くから

表情や身振りが 伴ってくるのか。

きっとどちらも そうなのだ。

子どもも大人も 同じなのだ。

けれど

母親との絆が細い子どもの

心と身体は あまり動かず

母親としっかりつながっている子どもは

心も身体も 大いに動く。

さあ、おいしいカレーのできあがり!

いい匂いに包まれて

嬉しそうな山さんたちの

かわいいこと!

かわいいこと!

このお顔が

お料理サークルのお母様たちの

ごちそうなのだ。

あまりのおいしさに

みんな 無言だ。

サイコー!するのさえ

忘れちゃうほどだ。

静か~な 山の組。

おいしいおいしい 幼稚園カレーを

思いきり味わう 幸せ!

嬉しい子どもと 嬉しいお母様たち。

森さんたちは ほぼ初めてのカレー幼稚園。

幼稚園カレーの味を 覚えている二人。

幼稚園カレーのベテラン お兄さん。

小さい人たちは

おいしいとも言わず

夢中になって食べる。

あんまりおいしいので 夢中なのだ。

ママのお弁当じゃない

初めての味なのに

みんなが安心して お口に入れているのも

お料理サークルのお母様たちは 嬉しい。

一生けんめい食べる 子どもたちに

心も身体も ポカポカになる。

大人たちにとっても カレー幼稚園はおいしい。

山の組の真似して言おう。

サイコーとーーー!