幼稚園のおいしい空気

おはようございます。

忍者も登園する 水曜日の朝。

早朝出勤の きのこのうえん職員たち。

先日リニューアルした看板と

臨機応変に登場する台車が

誇らしげに働いている。

台車はいろいろに使われて 大活躍。

お祭りごっこでも

フル稼働だ。

一人 またひとりやって来る

幼稚園の朝。

ヒーローたちも登場。

ヒーローたちの戦いも

安全第一でお願いしたい。

遅れ馳せだけれど

明日は幼稚園の豆まき。

豆を入れる升を 作らなくちゃ。

「お休みが いっぱいだね」

「風邪ひきさんが 早く治るといいわね」

幼稚園では ゴザも活躍する。

ツリーハウスは 忍者たちの住みかとして

活躍している。

小さい人たちには 申し訳ないのだけれど

今日は山さんたちの おむすび幼稚園なのだ。

お花先生が 園見学の方をご案内しているうちに

もうすぐお昼だ。

厨房には さっきから

おいしい匂いが立ち込めている。

おいしい匂いは 山さんへ。

「自分でおむすびつくるんだね」

どんなおむすびができるのかな。

小さいお手々が作る

いろんな形のおむすび。

「♪豆まき 豆まき おにはそと~

パラパラ パラパラ ふくはうち~」

なぜこの歌なのかは わからないが

ご飯に聞かせる 豆まきの歌。

きっとおいしいおむすびになる。

「いただきます」

素朴で自然な 塩むすびの味。

もっちりとした歯ごたえは

噛めば噛むほど 味わい深く

おいしさが止まらない。

「おいしい!」

「おいしい!」

「おいしい!」

「おいしい!」

「おかわりー!」

「ぼくもおかわりー!」

「ドーナツおむすび!」

「あたしのは ヘビ!」

「ぼくも!」

「ねこちゃんの耳 食べちゃった」

おかわりのたびに

いろんな形ができあがり

おいしさが止まらない。

「きのこ!」

「そっくりだね」

「白だから ドクツルタケ!食べたらタイヘーン!」

最後まで食べていた「6こめ」の子どもと

「5こめ」の子ども。

塩むすびの 満腹。

お腹も心も

母も子もーーー。