リズミカルな生活

北風の月曜日。

一寸法師がやってくる。

赤ちゃんもやってくる。

小学生もやってくる。

S
積み木のお部屋の 研究所は

研究所小学校なの。

いろんな研究をするところ。

お友達が考えて作った

問題が解けたら

S
大きい山さんに 花丸をつけてもらう。

自分も問題を工夫する。

アクティブラーニングの小学校なのだ。

S
山さんたちは ジオラマも作っている。


道路や公園を広げ

今まで作ってきた虫や乗り物や

おひなさまたちを遊ばせたい。

小さい山さんたちも

大きい山さんと イメージを共有し

おもしろくしようと 張り切っている。


こちらの学校ごっこも よく続いている。

お人形たちも イメージの具体化に加わっていて


今日は うさぎ先生が活躍している。

生徒たちは


うさぎ先生の言葉を よく聞いている。


森さんたちも ごっこ遊び。

今日の北風さんは 仕事熱心。

激しく吹いているため

大好きなお庭へ出られない。

たまには こんな日もいい。

お部屋も楽しい。


小さい人たちの遊びは

あっという間に

いろいろなものが散乱するので

保育者は 遊びのイメージを

引き出したり広げたりしながら

同時に 散らばったものたちを

拾ったりまとめたり 忙しい。

ぐしゃぐしゃのままにしておくと

子どもたちの頭の中も ぐしゃぐしゃになって

考えて遊ぶことができなくなるからだ。

保育者たちのそういう動きにも リズムがある。


幼稚園の生活。

子どもの主体的な遊びの生活は

保育者たちの心と身体が 支えている。

よく動く心。

よく動く身体。

どちらも精一杯動かす。


リズミカルに動かす。

保育者たちの リズミカルな 動きや言葉が

子どもたちの生活を リズミカルにする。

リズミカルな生活は

子どもたちの心と頭と身体を

大いに動かすのだ。


子ども自ら感じ考え作り出す 遊びの生活に


保育者たちの 心と身体から 伝わるリズムが


大事な役割を果たしている。


生活のリズムは

目には見えない 空気なのだけれど

その空気で育っていくのだ 小さな子どもたちはーーー。