fbpx

「育てて、育とう。」って何?


副園長の鈴木(ゆうた先生)です。
園のキャッチフレーズについて。

 

[jin-tensen color=”#202333″ size=”1px”]

高階幼稚園にはキャッチフレーズがあります。これです。

育てて、育とう。

WEBサイトより。2020年12月現在。

子供を「育てて」、大人も「育とう」。

そんなメッセージを込めたこの言葉、使い始めたのは2015年頃ですが、考えてみれば…

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]私達は65年以上「育てて、育とう。」の気持ちで保育しています。[/chat]

幼稚園は「子供を育てるところ」であるのと同時に「大人も育つところ」。

ポイントは2つです。

①子供時代の生活が人生を左右する
②大人として育つと幸福度が上がる

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]①・②について掘り下げます![/chat]

育てて、育とう。に込めた意味①

①子供時代の生活が人生を左右する、という話を進めていきたいのですが…

その前にクイズ!

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]Q:人間は何歳までが「子供」でしょうか?[/chat]

分け方はいろいろ。例えば医学的には1歳以上7歳未満を「幼児」と呼ぶそうです。

他方、心の発達の側面からは12歳くらい(思春期の前)までが子供。

幼稚園は6歳までですが、小学生の時期も「子供」なんです。

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]子供の時期が長いのはヒトという生物の特徴。[/chat]

生き物として最終的には自立しなければなりませんが、急ぎすぎるのは危険です。

小学生期の人間に「大人」の「心」を押しつけてはなりません。

頭や身体だけ早熟な、満たされない「心」を抱えた大人になる恐れも。

子供時代は、無駄に長いわけではないんですよ。

豊かな人生のためには「子供」の「心」に配慮した生活が不可欠。小学生の時期でも同じです。

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]特に「親」の関わり方が重要![/chat]

幼稚園の先生達も、もちろん子供を支えます。しかしご両親にはかないません。

関わりの濃さも、長さに関しても、ご家庭の持つ子育て力は圧倒的です。しかも、小学生期になると園の先生は子供を直接見られません。

ここまで理解すると次は「じゃあ、どうすればいいの?」となりますが…

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]この「どうすればいいの?」を解決する場こそ、まさに幼稚園![/chat]

目の前の2歳、3歳、4歳を育てながら、「心」を伸ばす子育てを体感しましょう。

そして、その経験をもとに、人間の長い子育て時代を乗り越えてほしいと思います。

これこそ、キャッチフレーズ「育てて、育とう。」のうちの「育てて」の意味。

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]私達と一緒に子供を「育てて」いきましょう![/chat]

目次

育てて、育とう。に込めた意味②

次はキャッチフレーズのポイント②。「大人として育つと幸福度が上がる」とはどういう意味でしょうか?

人間は死ぬまで発達し続ける存在。生涯発達と呼ばれる考え方です。

もちろん衰えていく能力もあります。

・「身体」の力=筋力、瞬発力、柔軟性など
・「頭」の力=記憶力、集中力、語彙力など

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]一方、身体や頭とは対照的に「心」は育ち続けるんです。[/chat]

[jin-img-waku]

[/jin-img-waku]

参照:エリク・H・エリクソン「ライフサイクル・モデル」

思春期以降だけを見ても「結婚期」「子育て期」「しめくくり期」の3段階があり、それぞれの段階で「心」が大きく伸びるとされます。

中でも、子育て期に得られる心の発達は、幼児期や思春期以上にその人の「幸福」に影響を与える重要なもの。

しかし…

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]「子育て期」の発達を支える環境は、意外と手に入らないんですよね。[/chat]

昔は、子供について「ちょっとした雑談」ができる環境が多くありました。自分の両親やご近所さんとの関係などですね。

現代は…。

あなたの身近にはいますか?「ちょっとした雑談」ができる人。「簡単な相談」ができる人。

ここで、頼れる人がいないから子供を生まない、自分で育てない、という選択もできます。

でも、それでは子育て期の心の発達は実現しません。当たり前ですよね、「育てて」ないから「育たない」わけです。

これでは、人生の幸福を左右する大切な成長は得られないでしょう。

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]そこで幼稚園の出番です![/chat]

高階幼稚園は親子通園。

「ちょっとした雑談」や「簡単な相談」が毎日、あちこちで自然に発生します。

しかも、「楽しく、しっかり子育てしよう!」という気持ちで入園する人ばかりなので話も弾みます。

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]手前味噌ではありますが…、大人の心が発達する最高の場だな、と思います。[/chat]

そうやって、子育てを通じたナチュラルなコミュニケーションの中で、大人としての発達が実現していく…。

キャッチフレーズ「育てて、育とう。」のうち、「育とう」にはそんな思いを込めています。

育てて、育とう。の実現のために

子供を「育てて」大人も「育とう」。

これは単なる浮ついた【理想】ではありません。

園児と保護者の方によって日々実践されている、地に足の着いた【現実】です。

これから仲間となる人達によって実現されていく姿でもあります。

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]その媒介となる存在こそが幼稚園![/chat]

「ちゃんと育てよう」
「自分も親として育っていこう」

そんな気持ちで子育て期を過ごす人が年々減っていると聞きます。

「子供は手がかからないほどいい」
「早く子育てが済めば楽なのに」

そう考えるのも自由ですが…

「育てて、育とう。」の生き方が人生を充実させることは、経験からも最新の研究からもハッキリしています。

[chat face=”yuta-illust-rough-maru.jpg” name=”ゆうた先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]一緒に子育てし、大人としても共に育つ、未来の仲間に伝えたい![/chat]

という願いを込めて、園のキャッチフレーズについてお話ししました。ぜひ感想をお寄せくださいね。

また、オンライン保育見学会のページ(☜タップ)も見ていってください。

目次