「保育実習が済んだから、お礼状を書かなきゃ…」
「文章に自信がないから検索しよう」
「書き始めの言葉は?」
「宛て名は園長?先生方?」
「お礼状は何行以上書くべき?」
お答えします。
保育実習のお礼状、「形式など見ちゃいない」
・書き始めの言葉
・宛て名
・長さ
実習のお礼状を書く時、「形式」や「ルール」が気になりますが、
教職員は、もちろんしっかり読みます。
けれど、お礼状が「形式通りじゃないから」といって、印象が悪くなったり採用に不利になったりはしません。
読めないほど字が汚かったり、「超楽しかったです」などと書かれていたりしたら「この人は不採用」となりますが、
それほどひどくない限りはマイナスになりませんし、反対に「形式通りマジメに」書かれているだけではプラスになどなりません。
・内容
・その後の行動
ちょっと掘り下げてみましょう。
お礼状=保育実習の「報告書」
まず、形式より大切な「内容」について。
保育実習のお礼状は「報告書」のつもりで書くのがいいでしょう。
実習で学んだことを整理し、短く述べるのです。
「このようなことが理解できました」
「このように活かしていきます」
確かに、お礼状=お礼を伝えるためのもの、なのですが…
正解!保育実習の目的は、あなたの保育のレベルアップ。
つまり、保育実習のお礼状は「保育のレベルアップに力を貸してくれたこと」に対するお礼を伝える手紙ということ。
実は、保育実習生の受け入れは園にとっては負担でもあります。指導の時間が必要ですからね。
それでも、将来の「保育の世界」を背負って立つあなたの力になりたい気持ちで、保育実習を引き受けます。
※保育学生に「雑用」ばかりやらせる園もあったそうですが、おそらく昔の話です。
そのようにして受け入れてもらう保育実習ですから、お礼状には得たもの・今後の見通しを書きましょう。
お礼状で保育実習継続をお願いする
次に、形式より大切な「その後の行動」について。
繰り返しですが、保育実習の目的はあなたのレベルアップ。
保育の力をつけるには、実習だけではまったく足りません。継続して保育の現場にいることが大切です。
そこで、一度は保育実習させてもらった園で、実習を継続させてもらえるよう頼むのです。
お礼状は絶好の機会。だって、改めて「自主的に実習させてください」とお願いするの、大変そうじゃないですか。
「実習継続のお願い」まで行かずとも、「実習を継続したい」という気持ちをしたためるだけでも大きな一歩。
もちろん書かなくてもいいですよ。
ただ、あなたの人生ですから、実力をつける機会を積極的に作るべきだとは思います。
書く / 書かない
自主的な実習をする / しない
あなたが保育士・幼稚園教諭になった時、あなたの周りの消極的な人達は、あなたを助けてはくれませんから。
お礼状の使い方(まとめ)
✓ 保育実習で学んだこと、それをどう活かすつもりか
✓ 継続して自主的に保育実習させてもらえないか?
保育実習のお礼状は
×「イヤイヤ書く書類」
○「自分を助ける武器」
です。有効に使っていきましょう!