※本文ではわかりやすく「園長」に統一
あなたが成長できる職場選びには、就職前に代表者について知ることが欠かせません。
園の「文化」を決めるのは園長
まず、あなたの成長に直接影響するのは、何といっても職場「文化」。
☑ こういう場合はこう考える
☑ こういう場合はこう行動する
職場の「考え方」や「動き方」が、あなたの「考え方」や「動き方」になります。
成長できるかどうかは自分次第でもありますが、特に新卒の場合、職場の影響は絶大。
その職場環境・職場文化は園長のリーダーシップで作られていきます。
☑ 明るい雰囲気で保育ができるか?
☑ 時間を守り生産的な仕事ができるか?
☑ 新人への指導に目的意識があるか?
スタッフの心がけも大切ですが、大きな方向性を決めるのは園長の思考・行動。
長く働こうと思うならなおさら、就職前の段階で園長先生のことを理解しておくといいでしょう。
園の「強さ」を決めるのは園長
園は組織として「強く」なければなりません。
園がなくならないまでも内部がボロボロだったら、いくら雰囲気がよくても長く勤められっこありません。
・業界全体と比べても給料が安すぎる…
・採用がうまくいかず保育に支障が出る…
・保育理念が空回りして子供に悪影響が…
そんな環境では、あなたの成長もおぼつかないですよね。
ここで、園の園長がキッチリ仕事をしていれば、園は「強く」まとまっていけるもの。
確かに、よほどうまくやらないと保育の世界では大儲けなどできません。給料が安い・いい人材が集まらない、といった問題すべてを園長の責任とするのは酷です。
企業投資も「社長」で決める
株式投資の世界でも、長期投資では特に、その企業の代表者(社長)を見るのが基本だそう。
「株式」を通じて企業を部分的に「所有」するのが株式投資。
投資先の企業の長期的成長は社長にかかっており、社長が優秀でないなら、現在の業績がどれほど好調でも投資してはいけない、とまで言われているんです。
あなたが就職した商社「HOIKUホールディングス」が、日本での販路縮小を懸念し、マレーシアで自社商品の生産・販売を拡大することを決めたとしましょう。
決めたのはもちろん社長。
あなたはマレーシアに転勤。骨を埋めるつもりで仕事に邁進(まいしん)し、語学にも励みます。
話はここで終わりません。
海外移転したはいいものの、プロダクトは全く売れず、あなたの営業成績も散々です。
このままでは勤務する海外事業所は閉鎖。あなたは大したスキルも身につかないまま退職を余儀なくされる見込み。
それもそのはず、HOIKUホールディングスが生産・販売しようとしていたのは「ガラケー」だったのです。
………………
あなたは職場の未来をコントロールできません。社長が舵取りを誤ると、あなたは成長の機会を得られないばかりか、職場すら失います。
反対に、現在の売り上げが奮わなくても、社長が目的意識のもと動いていれば、チームメンバーは明るい見通しを感じながら仕事ができるでしょう。
園の代表者について知る方法
では、園の代表者(園長・理事長)のことをどうやって調べるか?
園長先生について知りたい場合、他の方法を挙げると以下のようになるでしょうか。
・マスメディア
・SNS
・ブログ
園長がマスメディアに出演していれば、情報収集の機会は増えます。
ただ、コメンテーターとしてTVに出演している、大学教員として本を出版している、といった人はほとんどいません。
また、マスメディアには「演出」もありますし、職場の代表者としての資質を判断する材料にはなりづらいかもしれません。
就職を希望する園の代表者はSNSを使っていますか?ブログを連載してはいないでしょうか?
ツイッター、フェイスブック、YouTubeなどのSNSを日々運用していれば、それはかなり有用な情報になります。
ブログは、自分の考えを発信しているものがあればとてもいいですね。
ただやはり、SNSやブログを更新している園長先生も多くはありあせん。
どんな「文化」を作ろうとしているか?
園を「強く」していける先生だろうか?
代表者(園長・理事長)があなたの成長の鍵を握っています。見学で話を聞かせてもらい、いい先生と巡り会ってほしいと思います。