就職活動・職場

就職活動は3年後半から始めよう(保育園・幼稚園・認こ園)

就職活動はいつから始める?にお答えします。

保育学生
保育学生
いつからですか?
ゆうた先生
ゆうた先生
大学3年後半から始めましょう。

「どの園でもいい」なら夏休み明けから

人材紹介会社を利用した就活はここに注意でも言いましたが、保育業界は売り手市場が続いています。つまり人材不足。

ゆうた先生
ゆうた先生
「就職さえできればどこでもいい」人は、秋に就職開始を初めても間に合います。

極端ですが、卒業間際でも間に合う可能性すら。

採用されるかは別にして、スタッフを欲しがっている園が必ずあるからです。

とはいえ、冬になって内定をもらっていないのは不安でしょう。「どこでもいい」人も、夏休み明けには就活を始めることをお勧めします。

しっかり選ぶ学生は前年度3月から

保育学生
保育学生
私は理想の園に出会いたいです。

「理想の園に出会いたい」
「自分を高められる職場で働きたい」

そう考える人は早めに動き始めるといいですね。

卒業年度の終盤にはアクションを。
大学生は3年の、短大生は1年の2~3月です。

就活の時期が前倒しされる傾向は以前から見られましたが、コロナ禍で加速。

ゆうた先生
ゆうた先生
業界情報誌でも話題になりました。

「3月頃から情報収集で動く保育学生も増え」
「熱心な学生ほど、就活をはじめるタイミングが早い傾向にある」
ココキャリ『園長通信』(キャリアフィールド, 2020.10)

保育学生
保育学生
最終学年より前の年度から動き始めるべし!と覚えておきます。

では、何をすべきか?
引用文にもあるように情報収集です。

特にお勧めしたいのは、まず見学。
エントリの最後でお話ししますね。

公立は就活の時期がズレる

ゆうた先生
ゆうた先生
公立に絞る場合は、動き出すべき時期がかなりズレます。

見学が難しいからです。

(ゆうた先生)の園がある埼玉県川越市の場合、公立の保育所は見学一切不可とのこと。
※2020年12月、川越市職員課より。見学の可否は自治体による

公立保育所(保育園)・幼稚園に就職する場合、最初の大きな動きは筆記試験です。

そして、試験の日程は、多くの自治体でこのような感じ。

☑ 申し込み   : 7月
☑ 試験・面接 : 8月

6月以前はすることがありません。試験勉強くらいです。

ゆうた先生
ゆうた先生
いずれにせよ「公立一本」の就活は危険かもしれません。
保育学生
保育学生
倍率が高いからですか?

それもありますが、動き始めるのが遅くなると、別の就職先との出会いが減ります。

成長できる職場と出会いたいなら、やはり卒業年度より前から情報収集を始めるのがいいでしょう。

会計年度任用(非常勤)は、その都度

ゆうた先生
ゆうた先生
「絶対に正規で就職したい!」という人はいないでしょうが、いちおうお伝えします。

いわゆる「非正規」の形で保育士・幼稚園教諭になりたい場合は、就職活動の予定は立てられません。
※正しくは「会計年度任用」「非常勤」

・退職によるスタッフの欠員
・子供の転入園による職員数不足

などが発生して初めて募集・求人が行われるからですね。

会計年度任用を希望する人は、私立の場合は各園の、公立の場合は市役所のウェブサイトを常にチェックしておきましょう。

合説主催企業「4月の出展がオススメですよ」

保育学生
保育学生
合同説明会に参加しようと思います。注意点があれば教えてください。
ゆうた先生
ゆうた先生
早い時期に参加してみること、ですね。

合同説明会を主催する団体はさまざま。民間企業はもちろん、労働局など公的な組織が行うものも。

特に民間の合同説明会では、保育園・幼稚園の求人担当者に「4月」の参加を勧めることが多いです。

理由は「4月に参加する学生は意欲的だから」。

保育学生
保育学生
動き出しが早い人=意欲的な人、なんですね。
ゆうた先生
ゆうた先生
そのようです。数値化は難しいですが、まあ当たり前かもしれませんね。

「早い時期に参加する」。これが合説参加のポイントです。

就職活動、何をすればいい?

大学3年(短大1年)の終わり頃には就職活動を始めるべき、とわかりました。

就活には苦労もありますが、すべきこと自体は単純。

自己分析と情報収集です。

ゆうた先生
ゆうた先生
それぞれ掘り下げますね。

就活に欠かせないこと①自己分析

自己分析のポイントは、たった1つ。

保育にわくわくできるか?

「保育のことを考えるだけで嬉しくなる」という人は保育者になるべきです。ものすごく向いています。

圧倒的に強い「好き」は、すべての困難を打ち破りますから。

他方、自己分析の結果として次のように考えた人は、おそらく保育者に向いていません。

他にやりたいことはないし、資格も取ったから。…
昔から何となく保育者にって…。強い動機はないですけど。

自分は保育が好きか?を判断できれば、自己分析は終了です。

24時間・365日ずっと保育のことを考えていても苦にならない。むしろそうしたい。

ゆうた先生
ゆうた先生
そんな答を導き出せることを願っています。

就活に欠かせないこと②情報収集

世界には「自分」と「他者」がいます。
他者ついて知るのが「情報収集」の本質。

仕事をする上での他者とは、事実上この3者です。

☑ 子供
☑ 保護者
☑ 同僚

保育学生
保育学生
子供・保護者・同僚のことを理解すると就活で有利、ということですね。
ゆうた先生
ゆうた先生
当たり前すぎる話ですが、そういうことです。

子供理解も保護者理解も、そして同僚理解も難しいですが、まずは見学をお勧めします。

「子供」も「保護者」も「同僚」も、今あなたの身近にはいないですよね?

であれば、まず「出会う」必要があります。
そのための見学です。

ゆうた先生
ゆうた先生
また、見学を繰り返すことで「自己分析」も深まります。

「こういうの好きだな。真似しよう」
「これは好きじゃない。自分ならこうする」

そんな経験を深めてほしいと思います。

保育士・幼稚園教諭の仕事内容は「職場ごとに見学する」のがいいなどを参考にしていただき、3つ、できれば5つ以上の園に見学に行きましょう。

(まとめ)就活ですべきこと

ゆうた先生
ゆうた先生
これで「自己分析」と「情報収集」はバッチリですね。
保育学生
保育学生
「試験対策」などは考えなくていいのですか?

自己分析と情報収集ができていれば、

「こんな園に就職したい。そのためには…」
「こういう保育が理想。経験すべきことは…」

のように、次の行動が自動的に決まります。

反対に、自己分析と情報収集がある程度できていないと、暗闇の中で行き先を決めるようなもの。
試験対策どころではありません。

ゆうた先生
ゆうた先生
まずは園見学に行き、就活に弾みをつけましょう!