資格取得を目指して勉強中の学生向けに、保育士・幼稚園教諭・保育教諭の仕事内容を解説。
特にこのような↓視点でお話しします。
✓ 仕事内容は園ごとに調べるべき
✓ 保・幼・認こは「違うけど同じ」
✓ 保・幼・認こは「同じだけど違う」
保育の仕事内容、職場ごとに大きな違い
まず知ってほしい事実が、コレ。
成長できる職場を選ぶなら、「保育園か幼稚園か」と悩むのは作戦ミス。
(例えば)保育園同士に差がありすぎるのです。「保と幼」「保と認こ園」の間の差は問題ではないくらいに。
※もちろん「幼同士」「認こ同士」の違いについても同じ。
だから、あくまで「この職場はどうなのか?」を見てください。
保か幼か認こ園か、にこだわると失敗しやすいです。

「最高の食事と雰囲気でお客さんを満足させる」という目的は共通ですが、
✓ フレンチ or イタリアン or 懐石
✓ 都内一等地 or 地方の隠れ家
✓ 大型店 or こじんまり
✓ 昼の店 or 夜の店
①園を(とりあえず)決める
②直接調査する
細かい仕事内容は「その職場」で直接感じるしかありません。
ぜひ見学をしましょう。できれば実習を!
保育士と幼稚園教諭の仕事内容は「違うけど同じ」
「仕事内容は職場ごとに調べる」という答えを前提に…
「そうは言っても、保・幼・認こ園で仕事内容や勤務条件が違うでしょ?」という疑問に答えていきます。
あなたが知っていることばかりでしょうが、あえて違いを挙げると
①出勤・退勤時間
②勤務日数
③保育する子供の年齢
でしょうか。
①出勤・退勤時間
保育士の場合はシフト制勤務が中心。労働基準法を守るためです。
例えば「7時出勤で午後3時に退勤」、「11時出勤で夜7時に退勤」といった感じ。
いずれにしろ、残業のあるなしは職場によります。
②勤務日数
勤務日数は、①~③の中でも保・幼・認こ園による違いが大きい部分。
「福祉」施設である保育園(と、保の性質が強い認こ園)の中には、長期休みのない園も少なくありません。
データにもあるように、福祉施設である保育園に子を預ける理由の95%は「就労」。企業に合わせ、保育園は8月も12月も開いています。
参照:保育サービス利用者アンケート調査(世田谷区, 2013)
一方の幼稚園は、法律では「学校」。多くの園で夏休み・冬休みがあります。
研修・自宅勤務などで、職場によっては「普段より忙しい!」といったこともあるようですが…。
③保育する子供の年齢
これは受け持つクラス次第。いうまでもないですね。
保育園で5歳児を担任することもあれば、幼稚園で3歳児を見ることも。
保・幼・認こ園には①~③のような「違い」があります。
しかし結論は変わりません。仕事内容や勤務条件は職場によるんです。
保育士と幼稚園教諭の仕事内容は「同じだけど違う」
保育士・幼稚園教諭・保育教諭、どれになるか?
幼稚園・保育園・認定こども園、どこで働くか?
では最後に、「そうはいっても違いはあるよ」という話を。
違いというか特徴ですね。保育園には保育園の、幼稚園には幼稚園の特徴があるんです。
例えば以前、次のような動画をアップしたことがあります。
要約すると…
保育園は福祉のための組織、幼稚園は教育のための組織、と法令で定められている。
といった内容です。
保育所も幼稚園も(もちろん認こ園も)子供の健やかな成長のための存在ですが、あえて違いを強調するなら…
特に就労で子供と一緒に過ごせない人の助けになる、といった「福祉」的な価値を重視する人は保育園に向いている。
純粋に子供の成長・発達を見つめていきたいという人は幼稚園が向いている。
このような分け方ができます。法令上は。
仕事内容を知る方法は見学・実習
✓ 仕事内容は園ごとに調べるべき
✓ 保・幼・認こは「違うけど同じ」
✓ 保・幼・認こは「同じだけど違う」
という内容でした。
そう。自分が就職する園の仕事内容を知る方法は見学・実習しかありません。
以下の動画も参考に、見学・実習を進めていきましょう。
✓ なるべくたくさんの園を見学しよう、という動画
✓ 見学・実習の申し込みをする前に見てほしい動画
✓ 見学のコツについての動画