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うっかりの意味
月曜日の朝。 お休み明けの幼稚園。 金曜日の一安心は マチガイだったように 「ママと一緒」を言い張る我が子と 胸が波立つ母。 幼児にとって 母が全ての基本。 唯一無二の安全基地なのだから 「ママ!ママ!」と 泣きべそをかいてもいいのだ。 でも いつ... -
母と子と保育者たちの 4月
幼稚園に 金曜日が来た。 4月の幼稚園は 母も子も 保育者たちも 無我夢中。 お母様のお膝を 離れようとして 離れられない子どもや お膝から 離したくなかったり 離さなければと 決意した母の 互いの心が 行ったり来たりする日々。 子と母の どちらにとって... -
最後のお弁当
容赦なく 時は過ぎ 今日は 最後のお弁当。 初めてのお弁当の あの日 「お弁当まだ?」 「お弁当食べる」と まだ10時にもならないのに 食べようとするので 気をそらすのに 一苦労だった。 子どもも保育者も 今を充実させるために 無我夢中。 一生けんめい ... -
おむすびと子どもたち
今日は山の組の おむすびころりん幼稚園。 お昼ご飯のおむすびを楽しみに 一生けんめい 遊ぼう! 「やまいちごどうぶつえん」は 「とうきょうわん」に隣接している という設定で 遊びが続いている。 新たな仲間たちも 次々に誕生して 賑やかな 「やまいち... -
高階幼稚園の子どもたち
とうとう来てしまった 最後の月曜日。 これが夢で 目が覚めたら まだ今日は3月じゃなかった と そうだったらいいのに と 思うのは 大人ばかり。 子どもたちは 成長の喜びに 輝いている。 山のいちごさんたちが続けている 動物園に 仲間たちが増え 園名も決... -
建設的な集団に
もう 金曜日だ。 あっという間に 今週が終わってしまう。 積み木のお部屋では 大好きな♪ドレミの歌を終え これも大好きな♪ドライクスマン だ。 フォークダンスは おもしろい。 こんなに大勢で 踊っているのに 誰も ぶつかったりしない。 心も身体も 育って... -
山の組 森の組
3月の空に 鯉のぼりが泳ぐ 木曜の朝。 一人やってきたその時から 保育が始まる 幼稚園。 今日も お祭りごっこを始める 山の組。 今日も工事ごっこを始める 森の組。 「おはようございます」 嬉しい嬉しい 幼稚園の朝。 祭りばやしに合わせ 即興の舞を演ず... -
最後のカレー幼稚園
水曜日の 諦念。 年長 山さんたちは 最後のカレー幼稚園。 幼児たちの生活には 始まりはあっても 終わりの実感などない。 けれど 大人たちは 終わっていく園生活の一つ毎に 思いを込める。 最高においしいカレーを 作ろうと。 山さんたちは 昨日作った鯉の... -
人間の力
春暖の火曜日。 幼稚園の朝が 始まる。 いつもの朝の 嬉しさ。 今日も一生けんめい遊ぶのだ。 お祭りごっこを もっと おもしろくしたい 山の組の仲間たち。 森の組の 小さい人たちは もちろん 工事ごっこ。 工事のおじさんになって 道路工事を見に行くのだ...