長距離通園の場合、自動車(マイカー)や電車を利用していただくことに。
ここでは、自動車通園を検討している方向けに、以下の情報をお届けします。
☑ 通園時間の目安はどれくらい?
☑ なぜ園バスがないの?
☑ 園バスに代わる、心強い味方
通遠距離ランキング
通遠距離ランキングを作りました。過去数年間の【遠い順】ランキングです。
ご本人のインタビューも掲載しましたので、園選びの参考にしてください。
第 位 : 坂戸市から片道18.4km
第 位 : 東松山市から片道18.0km
第 位 : 所沢市から片道13.9km
坂戸市のYさん(第1位の方)によると「予想外の渋滞は大変」だけれど「普段は問題ありませんでした」とのこと。
車内での過ごし方を工夫すれば、貴重な親子の時間にもなります。
ゼンリンのWEB地図やGoogleマップなどでルート検索をすれば距離と時間がわかります。
また、「遠いから」とお悩みの方はご相談ください。
(高階幼稚園:049-242-2259)
「自分で送迎したくない」
そういったお声もあるでしょう。「自分で送迎したくない」「園バスを利用したい」というご意見ですね。
理由はいろいろだと思います。
●自分の時間がほしい
●送迎する体力がない
●単純に面倒くさい
●他人に会いたくない
理由は大きく分けると2つ。
☑ 子供の発達のため
☑ 大人自身のため
それぞれの視点で考えてみます。
園バスがない理由①子供の発達
当園が65年間園バスを使っていないのは、子供の発達を真剣に考えた結果です。
- 【身体】の発達
-
寝返り→はいはい→立って歩く、などができるように。
- 【頭】の発達
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別名、認知発達。言葉・数字などの論理的・抽象的思考。
- 【心】の発達
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非認知発達とも。これこそが親子通園をおすすめする理由。
ごく大まかににいえば、0~6歳は3つの【心】が発達する時期。
それぞれの段階の特徴を知ると、当園が園バスを使わない理由が見えてくると思います。
0~1歳半頃
特定の大人と絶対的な信頼感で結ばれることで、希望を感じる力が育ちます。
1歳半頃~3歳頃
さまざまな場面で強い意志を発揮。適切な援助で意欲的なパーソナリティが成長。
3歳頃~6歳頃
目的に向かう力が伸びる時期。主体性を高める子育てが必要です。
特定の大人と信頼関係を築き、
信頼をもとに意志が育ち、
ひたすら遊びを深めていく…
非認知発達のためにはこれしかありません。
ここで欠かせないのが、特定の大人の存在。
おうちの方と登園し、ご家庭から先生へと信頼のバトンを繋ぐことで、お子さんの生活はもっとも意欲的・主体的になるんです。
園バスがない理由②大人の発達
これは、人によっては「大きなお世話」と感じるかもしれません…。
ですが、事実なのでお伝えします。
当園のキャッチフレーズ「育てて、育とう」は、この事実から来ています。
子供を育てることで大人が育つ、の意味を簡単に解説します。次の図をご覧ください。
ライフサイクル・モデルといい、心理発達の流れを図にしたもの。
エリク・H・エリクソンという発達心理学者が妻のジョウンと共に作り上げ、1950年にホワイトハウスで正式に発表しました。
(この人です。右側がエリクソン、左は妻ジョウン)
心理学の教科書には必ず載っていますし、精神科医・心理カウンセラーも治療のベースとして活用する理論です。
このモデルによると、子育てによって発達するのは7番目の心。
「世話力」と呼ばれる力です。
子育てといっても、食事を与えるだけ・絵本を読むだけでは足りません。
「世話力」は、子供が1~3番目の段階を乗り越えられるよう繰り返し援助することで、少しずつ発達するんです。
園バスの話に戻りましょう。
なぜ園バスを使わないのか?
☑ 親子通園が子供の心の発達を促す
☑ それによって親も育つ
これが、高階幼稚園に園バスがない理由②。
ただ、「子供を送り迎えしたい」という気持ちそのものが親子の信頼関係を強くするのも事実。
私達は、その可能性を信じています。
園バスに代わる、心強い味方
当園には、保護者の方が自由に利用できる「お母さんの部屋」があります。
お母さんの部屋は、いつでも仲間と繋がれる場所。親子通園だからこそ実現できる空間です。
デンマークなど、子育てを大切にする国の事例を見ると、保護者が園内で自由に過ごせることは当然の権利と考えられているそう。
園内に保護者専用のスペースが設けられている例も、海外では少なくありません。
参照:海外の先進事例を参考に保護者の参画で保育の質向上を
「仲間と支えあいながら、自分でしっかり子育てしたい」と願う人にとって、「お母さんの部屋」は強い味方。
お母さんの部屋の見学も受け付けています。電話でご連絡ください。
高階幼稚園:049-242-2259