嬉しさの波動

三寒四温というけれど

吹きつける風が冷たい 幼稚園。

森の組では 傘屋さんが 繁盛。

この傘 何に使うのだろう。

そうかそうか!

風さんをやっつけよう というのだ。

静かになったら お庭であそべるものね。

山の組の恐竜たちも

お部屋で遊んでいる。

あちこちに住んでいた恐竜たちが集まって

行列になった。

背比べが始まり 大きい順に並ぶ。

こういう感覚も 遊びの中で育つのだ。

これは ピアノと楽譜。

これは まだナイショにしている

お母様へのお手紙。

なかなか風が止まない。

森さんたちは リズム遊びで身体を動かす。

♪ポッポッポッ!

♪チュンチュンチュン!

はとチームもすずめチームも 負けてはいない。

ブロックのお友達も

ついつい 助っ人になる。

♪きょうだいすずめ も やろうやろう!

これ 難しいと思うのに

適当にやって 最後はなんとなく合う。

“適当”って “ほどよくあてはまること”なのだ。

♪ギッコンバッタン も やりたくなっちゃった。

お庭に出なくても

心と身体を こんなに動かす

リズム遊びがあることの ありがたさ。

山さんたちは

新しいショーを 模索中。

♪大きい木 の曲で

お客様を感動させたい。

森さんたちは お弁当の真っ最中なので

小さいお客様が 来てくれる。

♪ちいさなたねから 芽をだして

こんなに大きくなったのか

大きい木 大きい木 大きい木

10人でかかえても まだ手がとどかない

とどかない

雨の日 風の日 がんばって

こんなに大きくなったのか

静かに立っている 村中見下ろして

見下ろして

100ねん1000ねん ここにいて

こんなに大きくなったのか

まだまだ伸びていく

天まで高くなる

高くなる♪

達成感の 山さんたち。

おみやげのサービス。

何かわからない小さい人に

「カンガルーだよ」と お兄さん。

嬉しい たまごさん。

嬉しい 山さん。

嬉しさの波動が広がる 幼稚園ーーー。