創造性は幼児期に培われる

曇り空の月曜日。

風なく園芸サークル日和だ。

ガーデナーたちは

作業しながら 保育参観もできる。

子どもたちの  いつもの自然な遊びが

こうやって 目の前に展開しているのだから

おもしろい。

そして お得感がある。

園芸サークルのガーデナーたちは

週一回 お庭のお世話をしているから

お母様がお庭にいることは

子どもたちにとって 至って普通のことだというのもいい。

お母様と保育者たちの 誕生会のステージが

子どもたちの遊びの生活に

こんなに浸透しているのだと

嬉しくなるガーデナーたち。

観劇は テラスでもできる。

ツリーハウスでも できる。

ツリーハウスは雪降り という設定で遊んでいる。

それぞれがイメージを共有しながら

お話の世界を 作り上げているのだ。

お母様と保育者たちのステージの

音楽劇やダンスは

日常のごっこ遊びの展開にも

見えない力を発揮している。

自分でない いろいろなものになって表現する生活は

いつの間にか 知らずしらず

子どもたちの中に 創造性を培う。

“創造性”などというものは

はじめは 目に見えないから

市販の“いわゆる教育的な遊び”や

カードゲームなど やり方が決まっている遊びを

させてしまいがちなお母様も。

世の中には

目に見える教育にしか 価値を感じられず

幼児期に 学校の先取り教育をさせようという

母親が多い。

我が子の将来のためだと

本当に信じているのだろうか。そのうちにやることがわかっている

決まりきった 型にはまった色々を 先取りし

幼児の時間を ムダにしていいわけがない。

幼児期の今しか育てることができないことを させずに

学童期の発達のための

“いわゆる教育的なこと”をさせても

幼児の脳を発達させることは できないのに。

お友達と イメージを広げたり 深めたりしながら

形のないものを 形あるものにする生活。

その目的のために 創意工夫する生活。

幼児さながらの遊びの日常に

教育を入れていき

創造性を培う生活をさせることこそ

我が子の将来の 人間性のためなのだけれど。

創造性を身につけた子どもの将来と

身につけられなかった子どもの将来と

どう違うか

想像してみるといいと思うーーー。