幼児教育の中身

秋の行進が見えるような

幼稚園の月曜日。

まだやっている 運動会。

勝って嬉しい イスとりきょうそう。

なかあての 作戦。

円の向こう側に パスする。

素早く ボールを当てる。

頭も身体も よく動くようになってきて

どんなにおもしろいだろう。

シンプルなゲームだから

自分達で ルールを考えたり

工夫したりする余地がある。

仲良しだからこそ

人によって 寛大なルールありで

だからゲームが いつまでも続くのだ。

みんなが お互いの中身を知っているからだ。

ツリーハウスは プールになっているらしい。

とび込みの練習だ。

きれいな葉っぱ探しの子ども。

お庭にはいろんな植物があって 心が動く。

ホスタの大きさに感心、「葉っぱのお父さんだね!」(これ、確か“ビックダディー”という種類だ。子どもはすごい!)

「生まれた時は このくらいだったのかな?」

葉っぱ探しの旅は続く。

大きなケーキを飾るのはチョコレートか。

ちょうど良い加減に

水分を加えたり減らしたり。

これも自然科学の始まりだ。

おっと 自然科学がお顔に!

和やかなお部屋。

おもしろそうだと 集まってくるお友達。

ほらね 心が動く。

ほらまた。

こちらも そう。

ほら ほら。

砂場でも 心が動く。

おもしろそうだから お友達がやってくる。

“自分は自分”の人もいるけれど

そのうちだんだん 変わっていく。

幼稚園児になったばかりの 小さい人だって

心を動かしている。

創造性は 真似るところから育つ。

この子どもたちが 自ら創り出す遊びも

真似することから始まった。

お友達がしている おもしろそうな遊びに

心が動き 意欲が満ちてくる。

自分もやろう!と。

イメージが引き出され

自分はこういうふうにしよう!と

遊びが どんどん広く深くなっていく。

お友達の影響で 好きになった虫。

つかまえて 自分のものにしたのなら

大切にしてほしい。虫のために 一生けんめい。

居心地や食べ物のことだって 考えてほしい。

それが 教育の出発点。

そういう小さな一つひとつが積み重なって

その子ども自身を 創るのだからーーー。