幼稚園の秋の味

月曜日の朝。

おままごとを始めようとしていた子ども。

あれ、みんなどこへ行ったの?

大きい人たちは お池の空を彩っている

柿の実の収穫に 行ったのだ。

えー、ぼくたちも手伝いたい!

柿の木の下に シートを広げる。

おお!うまく受け止めた!

あっ また落ちてきた!

どさっ!

重い 重い!

次々に落ちてくる 柿の実!

「今度はこっち!」

スリルまんてん!

柿の実の甘い匂いが

あたり一面に 広がって

懐かしい 幼稚園の秋だ。

子どもたちの 真剣な表情。

こんなに見守ってもらって

柿の実も悠太先生も きっと嬉しい。

「ぼく 警察官だから やってみる」

警察官の勇気は素晴らしい。

ひとつずつ 食べたら

柿の実 みんなで分けっこして

なかよくお家へ持って帰ろう。

今日のおみやげ。

幼稚園の秋の味ーーー!