自然幼稚園の本源

通用門のゆりが咲き始めた

嬉しい金曜日。

冬、盛んにやっていた影ふみ鬼をしようとしたら

影ができないことに気づく子ども。

幼稚園の夏は 木陰だ。

それで 普通の鬼ごっこになる。

ちょっと休憩していたら

釣竿発見。

きのこも 発見。

「これはドクきのこだよね!」

早速図鑑を調達する子ども。

以前作った自作の図鑑で

調べる子ども。

集まっていたお友達が いなくなっても

一生けんめいな きのこ博士たち。

始発電車の大笑い。

「この場所は いやだ」という子どもに

おもしろ顔を見せる 鉄道員。

結局この場所でいいことになったのだけれど

「前でみんなを引っ張ってあげるよ」と 言いたかったのだろう。

年中さんに“代弁”は 必要だ。

もっと小さければ なおさらだ。

ヤモリも発見。

まだ小さい赤ちゃんなので

ツリーハウスに住まわせることに。

山の組からは トンカチの音が。

お船“さかな号”の キッチンを作る音だ。

クギとカナヅチは 危ないものだけれど

困難度を少し下げ

子どもの今の力で 乗り越えられるようにするのだ。

保育者の手が

子どもの達成感を支えている。

お人形の家も

子ども自身が「頑張ればできる」

と思える程度の支えを

保育者の手と心がしている。

子どもが受け身にならないよう

自ら感じ 考えられるよう 配慮しながら。

森さんたちも 一生けんめいだ。

自分を表現することは

おもしろいことだ。

さっきから 夢中な二人。

一生けんめい遊んで えらいこと。

お池で育った ヤゴの羽化。

大人のトンボになるための一生けんめいを

子どもたちも一生けんめい見守る。

自然幼稚園は そこここに

一生けんめいの本源を

用意してくれているのだ。

なんと ありがたいことだろうーーー!