幼稚園とは どういうところか

水曜の朝。

お庭で見つけた ドングリの芽吹き。

去年落ちたクヌギの実から真っ直ぐに伸びた茎。

どんぐりの生命力!

そのうちこんなに大きくなって、たくさんの実をつけるのだ。

朝のルーティン

ダンゴムシ見つけ。

カメムシのなきがらも見つける。

「あっ、アリが!」

「カメムシ食べにきたのかな?」

食べなければ 生きられない 食べられたら 生きられない

♪いのち の歌を思い出す子ども。

ここにも カメムシさんが眠っている。

昨日 枝下ろししたイチョウが

今日も遊びに使われている。

カンカンカンカン!

遮断機が仕事を始めると

突然交通量が増す

幼稚園のお庭。

遮断機さんも

張り合いがあろうというもの。

遮断機が増えると

渋滞が発生する。

トンネルもあったらいい。

小さなトンネルをくぐってくれるお友達。

確かな腹筋と背筋が

育っている。

自然幼稚園は 子どもたちに

いろいろな教材を用意している。

心も身体も頭も

フル回転で遊んでいると

いつの間にか知らずしらずに

手も足も指先も強くなり

思い通りに動くようになってくる。

自分の頭も身体も

自由に動かせるようになるのだもの

どんなにか嬉しいに違いない。

持っている自分の力を もっともっと思いきり

使いたくなるだろう。

幼稚園という名は

フレーベルという人が初めてつけた名で

「園」という字を使っているところに意味がある。

園ーー花園という所は どんな所か。

そこは 種子がだんだん成長して伸びてゆく所だ。

撒かれた種子が伸びて 一本の草花になるには

園丁(庭の手入れをする人)の心づくしによるところが大きいけれど

自分で成長してゆくことのできる力を持っている種子が

伸びてゆく場所だ。

持って生まれた力。

その力を使えなくさせるのは

都市化か

都市化された母親であったりするーーー。