幼稚園とお弁当

曇り空の火曜日は

母たちの園芸サークル日和。

はりきるガーデナーたち。

子どもたちは 化石探検日和。

はりきる探検家たち。

幼虫探していたら

これはどうも化石らしい ということになったのだ。

歯とか骨とかそれらしい形のかたまりが出土。

古代へのイメージが広がる。

こちらは江戸時代の忍者。

幼稚園のタイムスリップは自由自在だ。

こちらは虫の探検家。

あんなに怖がっていたのに「持てるようになった!」

ダンゴムシさんだって きっと嬉しい。

お友達も嬉しい。

お散歩 お散歩

いろんな形のお花や葉っぱが おもしろい。

ジューンベリー、赤くなったら食べようね。

あっ イチゴが赤くなってる!

流しそうめんみたいにやりたい

流しドングリ。

お手伝いの子ども。

準備の子ども。

お手々をつないでから

見物する子ども。

準備は整った。

さあ うまく転がるか。

ころころころ!

リズミカルな音だこと。

あっ入った!

たくさん流すと

まるで楽器を鳴らしているような

賑やかな音になる。

去年の秋に収穫したドングリが

子どもたちのために

こんなに活躍してくれる 嬉しさ。

自然幼稚園のいろいろが

子どもたちにとっての教材だ。

おや 珍しい。

小さい人たちばかりの砂場。

あ、お兄さんがお手伝いに。

砂場の砂も 教材だ。

紙やペンも教材。

子どもたちとっては

ただ ただ おもしろく

イメージを広げ 遊ぶための

素材なのだけれど。

子どもたちは

自分たちが教育されているなんて

これっぽっちも思っていない。

一生けんめい遊んで えらいわね

いいこと考えて えらいわねと

毎日褒められて

どんなに嬉しいだろう。

たくさん遊んでおなかが空いて

待ってた待ってた お弁当だ。

お弁当を広げると

お母さんのお顔が見える。

お弁当箱の上を 行ったり来たりした

お母さんの手が見える。

お母さんのいつもの味が

子どもの心を満たすのだ。

おいしいおいしい お母さんの味。

今ここに お母さんはいないのに

お母さんを味わえるのだもの。

なんて不思議なことだろう。

なんて幸せなことだろう。

おなかも心も一杯になったら

さあ また遊ぼう。

自分の力を 精一杯使ってーーー!