園生活の始まり

花曇りの幼稚園に

ポツポツと 小雨が。

お庭で遊ぶのをガマンして

雨が止むまで お部屋で遊ぶ

えらい子どもたち。

新学期 大きい組になったのに

前のお部屋で 小さい人のお世話に励むお兄さん。

ここは年中さんと年少さんが 一緒の組。

進級児と新入児の 混交林だ。

森の組だから

2種以上の樹種から成る森林 ということになる。

落ち着いて遊ぶ 子どもたちが

お部屋にいい雰囲気を作ってくれ

新しいお友達も 居心地がよさそうだ。

山の組も

年長さんと年中さんの 山林だ。

大きい人たちは お世話に張り切っていて

忙しい。

山のお部屋にも

森さんが遊びに来ていて おもしろい。

昨年度から続いている遊びを

進化させようと考えているのだ。

“つかれん鮨”は

回転鮨になって 再登場。

子どもたちの 今日一日の充実のため

保育者たちの 一生けんめいがある。

保育者たちが身につけたい力

それは 春の化育の力。

冷たい地殻をやわらげて

若草を萌えさせる力。

花を開かせる力。

鳥を歌わせる力。

蝶を舞わせる力。

『幼稚園雑草』にもあるように

春は自然の幼児教育者なのだから。

子どもと共にあるものは

春の力に学ばなければ と思う

花ざかりの幼稚園ーーー。