川越市アクティブラーニングの幼稚園

一人やってきた その時から

保育が始まる 幼稚園の木曜日。

今日も子どもたちの 新しい一日が始まる。

高階幼稚園の毎日に

“お集まり”なるものはない。

バスに乗せられて 遠くからやって来る子どもの

待ち時間など ないからだ。

“お集まり”の前にある

ダラダラとした 適当な時間を

自由遊び と称しているが

遊びを成長させようという

保育者たちの意図はない。

子どもたちも どうせ途中でお集まりになっちゃうからと

熱中して遊んだりしない。

ふざけ遊びが多いことだろう。

バスに乗っている時間と

適当にブラブラしている時間を足したら

いったいどれくらいの時間になるのか。

限られた幼児の時間の損失だ。

なんともったいないことだろう。

高階幼稚園は アクティブラーニング!

自ら見つけたり 考えたことを

子どもは表現したい。

形にあらわしたい。

もっともっとおもしろくなるように 工夫したい。

お友達どうしイメージを共有して 遊びを広げたい。

昨日より今日、今日より明日と

もっと遊びを深めたい。

子どもたちの思いが

はっきりとした形になるよう

その遊びが

他のお友達の心も動かし

お互い同士が教育環境になるよう

この幼稚園の保育者たちは

神経を研ぎ澄ます。

朝やってきたその時から

昨日の遊びの続きができる 嬉しさ。

一人ひとりが大切にされている ということだ。

自分が大切にされていると

お友達も大切にするから

安定した 建設的な集団になり

遊びが広く深くなる。

いい循環が生まれるのだ。

遊ぼう遊ぼう。

いいことを考えて 一生けんめい遊ぼう。

遊ぶ前と 遊んだ後とで

別人のようになっていた、

そうなるくらい 遊ぶのだ。

小さい人たちも 一心不乱。

達成するまで あきらめない。

お庭の森さんたちの 意欲。

このごろ毎日やっている かくれんぼ。

ぼくが オニ!

ぼくも オニ!

幼稚園はトクベツだから オニが二人いてもいいのだ。

「もういいかい」「まあだだよ」

「もういいかい」「もういいよ」

「これに乗って探そう」探検みたい!

なかなか探し当ててくれないので

あっちを見たり こっちを見たり。

あっ 来た!

「みいつけた ー!」

満足満足、どちらも満足。

この満足が 次への意欲になる ーーー。