幼稚園の金木犀~その2~



春を告げる花たちが顔を出す 幼稚園の朝。


今やってきたばかりなのに


もう 熱中モードの海の組。



テラスから伸びた ござの小道は


途中で小川に遮られるから



小舟に乗って渡りきるのだ。



持っている自分の力を



思い切り使う。



こんなに難儀なことを


自らやりたい。



助太刀もしたい。


お友達が嬉しいと 自分も嬉しい。



子供の遊びは


まるで修行だ。




小道の先に見えてくるのは「つきみやぐら」だ。


金木犀の枝たちに囲まれて


江戸時代の雰囲気を醸し出している。


海さんたちの満足が伝わってくる。



日差しがあると土や砂で遊びたい 池さんたち。



絵の具好きの川の組は


窓や出入り口まで



この通り。



お部屋に入ると やっぱり!


おとなりの池さんまで!



同じお部屋で



違う遊びが繰り広げられ


お互いがお互いの


教育環境になっている。



お友達は大切だ。



池の組では



ヒーローたちが活躍している。



作る子供。


作り終え


お庭でヒーローのお仕事をする


子供。


小さい人も


大きい人も



幼稚園中の子供が


自己充実へ向かって


一生懸命だ。



つきみやぐらの近くで 何か始まった。


温泉を掘るらしい。


穴掘り上手な海さんでもやっぱり疲れるらしい。



子供さながらの 遊びの生活に


教育を入れていくのが 幼児教育の当たり前。


子供たちのイメージを牽引してくれている


いつまでも瑞々しい金木犀の枝たち


ありがとう ご苦労さまーー!