幼稚園の金木犀~その1~



春浅い幼稚園に


霜柱が。


ザックザック踏んで


おもしろくてたまらない



子供。



こんなに寒いにのに 大工さんが頑張って


小さいお庭カフェに 双子のおうちが完成。


お屋根につっかえる金木犀の枝を  少し落とした。



思っていたよりたくさんの小枝が


幹から別れたのだ。


幹は身木。


お母さんから離れた小枝たちは


幼稚園の子供たちと きっと遊びたい。



空の高見にあった枝たちが


こんなに近くに来てくれて



嬉しい嬉しい 子供たち。



遊びのイメージが


次から次に広がって



熱中が始まる。


イメージはやっぱり


江戸時代らしい。



積み木のお部屋では



寺子屋ごっこ。




難しい漢字や


塗り絵のお勉強だ。


ごうかくや



まんてんが並んでいる。



寺子屋の子供たちは


意欲満々。



早退するお友達に


「また明日遊ぼうね ーー!」 賑やかだこと。


子供はいつだって
新しい明日が待ちきれないのだ ーーー。