自由な保育~その育ち合い~


小鳥のさえずりが響く



幼稚園の朝。



羽根つきや



けん玉の音も


響き始めた。



海さんたちは



江戸時代ごっこのイメージで


昔の遊びを続けている。



与えられたものでなく


自分たちで考えた遊びは


イメージを広げながら 長く続く。



保育者は


子供たちの達成を支える 力強い存在だ。



年長さんが成長してきて


彩子先生は
一心同体のようだった以前より


子供の輪の外側に
いることが多くなった。




海の組の



充実期なのだ。



乗物づくりに忙しい


川さんたち。



遊ぶために作っているのだ。



こちらも乗り物。


それからお家。


自分で作ったお人形で


満足そうに遊んでいる。



絵の具人気も 続いている。


次々に現れる お友達の表現に


心を動かされ


また描きたくなるのだ。


響きあいながら


生活しているのだなあ!



小さい池さんたちの人気は ふでペン。


これだと 隙間なく塗れるのだ。


こんなにしっかり塗れるのは
人生で初めてだもの


嬉しくてたまらない。



このふでペンプロ仕様なの。


それで 値段が高い!
子供用の3倍以上!



でも人生初の充実顔は
3倍以上だ!


だからまた 買ってこよう。



お庭のキリンにエサをやる


川さん。


「キリンは草食だから草食べる」



「夜になったら食べるよね」


幼稚園の日常は濃い。



こうしたい!と思ったことを


本当にするために 一生懸命になる。


手伝ってもらったり


手伝ったり


大人も子供も支え合う。



そして


いつの間にか 知らずしらずに
お互いが成長しているのだ。


子供も 大人も ーーー!。