カレー幼稚園の達成感



暖冬とはいえ


氷の花が咲く自然幼稚園。


ガーデンテーブルの上にも



いろんな形の氷が!


子どもたちは興味津々。



お庭の隅の面白さが



波動のように伝わって


集まってくる子どもたち。


大人だって面白い。



家でもやってみたくなる。


子どもがいるからこそ



冬だって楽しいのだ。



さあ 遊ぼう!


江戸時代ごっこの


続きをするのだ。



クラス全員がイメージを共有し


もっともっと面白く遊ぶために



アイデアを出し合う生活だ。


一人ひとりの成長を感じる。



一人ひとりが育っているから



みんなが集まった時


大きな力になる。


一人はみんなのため



みんなは一人のためにあるのだ。


小さい頃から



みんなと同じことをしなければならない



一斉保育。


旧態依然とした教育が


いまだに主流なのはなぜだろう。



型にはまりやすい三歳時代から


先生に言われたことをする生活なんて


あんまりだ。



一人ひとりが持っているイメージの世界を


自ら表現できるよう



手助けするのが保育だ。



持って生まれた力を


精一杯使って遊び、


達成感を味わう。



一人ひとりが満足しているから


みんなが集まった時 整然としている。


不思議に思われるかもしれないが


本当だ。



今日はカレー幼稚園。


お料理サークルのお母様たちは
朝から張り切っている。


大人たちだって 達成感を味わいたい。


いただきます!



先ずは海さん。


「うーん この匂い!」



「あー やっぱりおいしい!」



匂いの記憶。


味の記憶。


海さんのカレー幼稚園は


あと2回。



幼稚園のカレーの味は


大きくなっても きっと度々思い出す。




川さんたちも いただきます!


「おいしい」


「おいしいね」



おいしいから他のことは



何にも言わない川さんたち。



今日はSちゃんがお休みだからと


「サイコー!」の代役をしてくれる
お友達。



ああ
最高カレー食べられなくてかわいそう!


嬉しくてたまらない



小さい池さんたち。



池さんたちは


これから何回だって


おいしいカレーが食べられるのだ。




小さな子どもたちの無心な姿に


感動するお母様たち。


この感動があるからずっと続いてきたのだ


カレー幼稚園は。


満足満足。
子どもも大人も 達成感―――!