高め合う関係 2015.12.14 2015 12/14 2015年12月14日 高め合う関係 2015.12.14 幼稚園の冬木立。 美しかった銀杏の葉も あらかた地面に帰っていった。 朝の出会いの嬉しさ。 今日も新しい始まりだ。 牛若丸たちの 若竹斬りは 新しい 修行。 燕のような 早技。 若竹は 1本が2本、 2本が 3本…、 難易度が だんだん増してくる。 小さい人たちも 挑戦したい。 根気よく続く 粘土の作りもの。 まりつきの工夫も。 動物たちの 洋服屋さんも 始めるらしい。 ♪とびだせ宇宙へ♪が 聞こえてくるのは 池の組。 きりんさんも 宇宙へ行く時代がやってきたのだ。 作りものをしながら 踊りを見つめるお友だち。 こちらは アイロンがけ。 地球に戻った きりんさん。 落ち葉幼稚園には ちょうちょたちが 飛び回っている。 寒くても 元気だ。 冒険者たちも 元気だ。 お友だちの真似をして 難易度の高い技に 挑む。 「絶対 手を離さないのよ」 「先生がいる時だけよ」 小さい人たちは お庭が好き。 寒くたって お庭で遊びたい。 身体が温まったので ブランコを出す。 「しっかり掴まるのよ」 「手を離さないのよ」 冷たい手に 神経が通うように。 川のお部屋の バレリーナたちは ♪ユーモレスク♪の曲に 自分たちで振付をしている。 お友だちのポーズに 心が動く。 心が動くと 身体が動く。 高め合う関係なのだ。 同じお部屋で いくつかのグループが 違う遊びを 展開させている。 「やっぱり移動販売車にしよう」 「じゃあ、これどうぞ」 「カレー屋さんにいろんなメニューがあるのね」 線路の遊びも 工夫しながら続いている。 砂場のごちそうは クリスマスケーキ。 サンタクロースにいただいた あの大きな ケーキを 思い出す。 あ、 できたのだ。 さっき作っていたのは 肩の部分だったのね。 お友だちの思いつきに 自分も!と 心を動かされる。 心が動くと 身体が動く。 受け身でない この頭の働きが 子どもを 育てる。 お互いを育てる。 子ども一人ひとりが主人公の 幼稚園の 先生も、 1度にいろんなことを考え、 心と身体と頭を せいいっぱい使う。 子どもたちのため、が 自分のため にもなる。 そう。 幼稚園の先生も お母さまとおんなじに 子どもたちに 育てられているのだ―――! 保育ドキュメンテーション 保育 こちらもどうぞ 楽しい 雨の幼稚園 高階幼稚園で育つもの 母と子の絆 幼児期に注ぎたいもの 育ってきた“広い心” 幼児教育を浸透させるために もっとおもしろくするために 2017.01.26 幼稚園の夏