幼稚園かこども園か 2019 4/17 2019年4月17日 風光る朝。 月曜日の幼稚園。 幼稚園に限らず 多くの幼児教育施設の月曜は いつもより不安定。 けれど、 高階幼稚園の子どもたちは 遊ぼうという意欲に 満ちている。 ママと離れ難い 3歳のお子さんも あっという間に 遊びの世界に入り込む。 不安が強かったら 遊ぶことなんかできない。 きっと 母と子が密着し ”同一化”した幼児期を 心豊かに過ごすことが できたのだ。 お母様を安全基地として だんだんに母親から離れるのが 3歳前後なのだから。 「働く母親のため」という 大義名分で 「こども園」があちこちに 誕生しているけれど、 保育所が足りないから 幼稚園に保育所の役割を 担わせたのでは、と思う。 遅くまで預かってくれるところが よく評価され、 園児数につながるのだから、 幼稚園だって 保育所化せざるを得ない。 けれど、それは 大人の都合だ。 待機児童というけれど、 待機しているのは大人なのだ。 0・1・2歳の幼い子どもは 誰が”お母さん”かわからないような シフト制の保育者でなく、 “本当のお母さん”に 育ててもらいたい。 それが人間の生き方だから。 乳児を預けて働くことが “あたりまえ”になってしまわないうちに 気づかなくては。 子育てというけれど、 人間を育てているのだ ということに。 母子密着育児の中で 1対1の愛着関係が育ち、 それがその後の 発達の基盤になる。 そうなると、母と子の絆は ますます揺るぎのないものになり、 母親には しっかりとした”母性”が育つ。 育てているつもりで 育てられているのだ。 この世の中で もっとも主体的な仕事、 それが子育て。 片手間ではできない。 育てる者としての途(みち)を 幼稚園と一緒に歩こう。 「通っている幼稚園が こども園になったので落ち着かず、 我が子が不安定になった」 「高階幼稚園は一人ひとり 丁寧に育ててくれると聞いたので」 と、転園を希望する方が ぽつりぽつりと訪ねてくる。 幼児教育はいつも “過渡期”といわれる。 旧いものから新しいものへと 移っていく途中の時代という意味だ。 時代に育てられるなんて、 幼い子どもにとって なんと迷惑なことだろう―――。 保育ドキュメンテーション 保育 こちらもどうぞ 母と子の絆 2016.03.16【川越市 高階幼稚園】 生きる力が 2016.02.17【川越市 高階幼稚園】 自然幼稚園の秋 幼稚園のルール 自由な保育の幼稚園の「遊び」 もっともっと遊ぼう! お互いが育つ教育環境 自然幼稚園~雨の保育室~