幼稚園のガーデナーたち 2018 11/22 2018年11月22日 引き締まった空気。 暖かな日溜り。 張り切る 園庭のガーデナーたち。 ハボタンや リュウキンカ 斑入りのハクチョウゲや カンパニュラ スノーフレークや オーニソガラムたちが お庭の仲間入りだ。 枝や落ち葉を払って クリスマスローズの花芽や 球根たちの芽出しに 一役買わなければ。 園芸サークルはおもしろい。 園丁たちは いわば 自然の手伝いを しているのだから。 倉橋惣三先生の「ガーデン主義」にも こう書き著してある。 「温室のように 無理強いに咲かすのでもないし、 といってもちろん、 野原のように野生のまま 放任して置くのでもなし、 自然に成長して、 自然に咲くべきものに、 適当な培養を与えるのが 君の(園丁の)仕事でしょう。 ―――つまり幼稚園なんだねえ」 「適当な」というのは ある状態や目的などに ほどよくあてはまること。 倉橋先生は、 子どもの性質と心情に 自然の感化が どんなに重要かを 説く。 第一が保育者の人格的感化 それに次ぐのが 自然の感化だと。 この幼稚園には 四季の草花の 絶えたことはない。 園丁たちはもちろん 直接保育にあたるわけではないけれど、 つまり間接に 幼児を保育しているということに なるのだ。 なんておもしろいことだろう。 園芸サークルの おもしろいところのもうひとつは 生き生きと遊ぶ かわいい子どもたちを いつもこうして 見られるという おまけがついているというところ。 自然幼稚園の園丁たちの 自然の後ろに隠れた 力仕事に感謝!――― 保育ドキュメンテーション こちらもどうぞ 建設的な幼稚園 子どもはえらい 幼稚園はどういう所か ~その2~ 主体的な生活のために 遊びの中に教育を 響きあう子どもたち 嬉しい幼稚園 2017.04.12 幼稚園の満3歳児たち