育てることのおもしろさ 2018 3/15 2018年3月15日 海さんにとって 今日が最後のカレーようちえん。 思いきり遊んで 思いきりおなかをすかせ 思いきり味わうのだ! 春の日差しが 嬉しい子ども。 幼稚園のあちこちで 熱心に遊ぶ子ども。 こうしよう!と 自ら感じ考えたことを 広げたり 深めたりするのは おもしろいことだ。 みんな小さな子どもだけれど 仕事や研究に 情熱を燃やす えらい大人たちと同じに 持てる力のすべてを使って 一生けんめいなのだ。 子どもは遊びの天才だという 宣伝文句があるけれど はじめから天才の子どもはいない。 近くにいる大人 育てる者たちが 子どもの遊びの日常を 広げたり深めたりすることによって 子どもの遊びの生活は 高められるのだ。 遊びを ただ放っておいたら 子どもは育たない。 子どもの遊びに 保育者が流れ込み 手を貸したり 手を引いたりしながら 達成感を味わわせる。 いつのまにか 知らずしらず 子ども自らの力を精一杯使って こんなに育っていた! そうなるよう 保育者たちも 精一杯の力を 子どもたちに注ぐ。 お料理サークルの お母様たちも 子どもたちのために 腕を振るう。 子どもたちの おいしいお顔を 見るために。 無心にほおばる 子どもたちを見るのが お料理サークルの 醍醐味だ。 カレーを味わう子どもたちの 味わい深い表情が お料理サークルの1人ひとりを 支えている。 子どもたちを支えているつもりが 支えられていることに 気づく。 育てる者が 育てられ 育てられる者が 育てている。 育てることの 本当のおもしろさに気づく カレーようちえんの味―――! 保育ドキュメンテーション 保育 こちらもどうぞ 空気の教育 子どもの世界 2017.10.06 日常生活の中の幼児教育 子どもたちの遊びに“誕生会が” 一人ひとり、一つひとつ 2017.10.17 いいお友達 笑う毎日 幼稚園と保育園