幼稚園のお友だちを 2015.12.03
お空が今にも泣きだしそうな
幼稚園の朝。
お友だちを待つ子ども。
「ごめんなさいね。
弟は今日 お風邪なの」
冷蔵庫で凍らせた
千日紅ケーキを見せてもらう。
昨日の午後の
焼いもの匂いが
嬉しい。
お友だち同士が
嬉しい。
お休みしていた
お友だちに
「ひさしぶりだよね。
ひさしぶりのごきぶり！」
「えー！？ごきぶり！？」
「あっはっはっは！」
「ごきぶり ごきぶり！」
「ここはごきぶりの川！」
幼稚園には
大好きなお友だちが
こんなに！
ここにも、
ここにも、
お友だち。
ここにも、
ここにも。
お部屋には
牛若丸と
弁慶が。
この2人だって
お友だちだ。
互いに高め合う
お友だちだ。
お友だちの表現を見ると、
すばらしい！自分も！
と思う。
お友だちの表現は
自分のやり方を決める
手がかりになる。
ピアノの音が
聞こえてくると、
自分も
やらずにはいられないし、
見ずにはいられない。
誕生会の時の所作に
子どもたちが
工夫を加えて、
進化させているのだもの。
おもしろくて
たまらない。
海さんたちのピアノは
少しゆっくりめ。
曲いっぱいを使って
表現できているのは、
身体を充分使えているからだ。
観客たちの身体も
ついつい
動いてしまう。
池の組からは
♪きりんさん♪の曲が。
あ、
きりんさん。
きりんのお友だち同士が
悠々と遊んでいる。
見守るプリキュアたち。
歌声は
作り屋さんたち。
楽しそうな
池さんたち。
きりんさんの
お食事。
「ぼくも食べさせる」
「かわいい かわいい」
池の組のお友だち。
うんと小さい人も一緒に入れて、
こんなことも。
リズム遊びが
止まらない
海の組。
仲良しも
止まらない。
川さんも一緒に
工事場だ。
♪ドスーン ドスーン ドッスーン
ガシャガシャ ガシャガシャ
ザーッ♪
お砂場から帰ってきた
川さんたち。
熱心に遊ぶ
川さんたち。
仲良しの
川さんたち。
床屋さんの
鏡。
「わぁ！うつってるね！」
お友だちを見る
この表情。
続く
レスキュー隊ごっこ。
まだやっている
♪きりんさん♪。
楽隊も参加して
賑やかだこと。
和やかな
池の組。
あら、
工事場が始まった。
高いところの工事、すごいなぁ。
ドスーンドスーンって聞こえたから、
ぼくもやりたいって やってきた
お庭の子どもも
ザーッ！
あ、
こんどは牛若丸。
毎日まいにち
よく続くこと。
まだやっていない お友だちに
役を譲ってくれる
えらい池さんたち。
どうしてこんなに
えらいのか。
うーん、
似合う！
やっぱりプリキュアの役より
適役だと思われる。
うーん、
牛若丸の方が
ちょっと強いかも。
あ、
待っていたお友だちがやってきた。
あ、ここにも
待っていたお友だち。
幼稚園には
心のボールを投げ合える
お友だちがいる。
一緒になって
高みを目指せる
お友だちが
いっぱいいるのだ。
この建物が幼稚園なのではない。
いいお友だちや いい先生がいてこそ
幼稚園なのだ。
本当にそうなのだなぁ―――！
