自由保育という保育はない。
一斉保育という
保育形態ができたから
それと違う という理由で
自由保育 といわれるようになったらしい。
迷惑千万。
自由な遊びを中心とする
保育。
子どもさながらの
遊びの生活に
教育を入れていく
この保育こそが
普通であたりまえの
幼児の教育なのだ。
子どもは
ただ ただ 楽しく遊んでいると
思っているのだけれど
実は 教育されている。
1人ひとり丁寧に
幼児の脳の発達に
適応したやり方で。
3歳には3歳の その時の
4歳には4歳の その時の
5歳には5歳の その時の力を
大いに使わせなければ。
先取りの早期教育は
幼児の脳を育てない。
情操教育だってそうだ。
情操とは
自ら取り組んで
達成したことの喜びを
体得すること。
枠組みされた
詰め込み主義の教育では
幼児の心は働かず
情操など望めない。
子どもの心と頭と身体を
本当に伸ばそうとするなら
この保育をするしかないのだ。
一斉保育の幼稚園教諭の
おそらく何倍も
神経を使う保育だけれど
保育者自身が持っている機能の
精一杯を尽くすのだ。
子どもたちのため
大人になった子どもたちを支える
人生の基本を
つくるために―――。