雪が降り出した月曜日。
ししまい神社で始まったのは
雪まつり。
嬉しくてたまらない
海さんたち。
細かかった雪が
だんだん大粒になってきて
テラスに出てきた池さん。
嬉しくてたまらない。
まだ気づかない
池さんたち。
暖かいお部屋で
一生けんめい。
お部屋の人たちも
嬉しくてたまらない。
大粒雪に気づいた
池さん川さん。
嬉しくて
嬉しくて
たまらない。
お部屋では
豆まきの準備を始めている。
節分に来る鬼を
やっつけるために。
♪ちらちらゆき ゆき
おさとうに なあれ
くちに はいれ♪
積もるのが楽しみな
子どもたち。
子どもたちが帰った後
幼稚園が雪景色に―――。
そして今日は木曜日。
まだこんなに雪がある
幼稚園。
雪だって
子どもたちと遊びたいのだ。
ぼくたちだって!と
つららちゃん。
昨日 Sくんがママと作った
大作。
小さいKくんがつけた
お顔とお手々。
幼稚園の日陰には
柔らかい雪が
こんなに!
嬉しくてたまらない
雪と子ども。
遊ぼう!
遊ぼう!
遊ぼう!
いつもは少しも嬉しくない
日陰が
こんなに嬉しいなんて!
遊ぼう!
遊ぼう!
遊ぼう!
日向も
日陰も
おもしろい!
雪と遊んでいると
寒かったのが
そのうち暑くなって、
冷たい雪が
気持ち良くなったりする。
そのうち 雪が
お手々を冷やし始め、
冷たいお手々を
あたためたくなる。
身体が あたたまると
勇気が湧いて
また雪と遊びたくなる。
雪は、いつものお友達ではないけれど
冬になると遠くからやって来る
優しくて厳しいお父さんのような
お友達だ。―――