昨日は園芸サークルのガーデナーたちと
球根や季節のお花を
植え込んだ。
みんなのおかげで
幼稚園はいつも美しい。
それで、
お花先生のブログは
昨日の午後の♪シンデレラ♪から。
川の組の男児たちは
いじわる母娘の役が
お気に入り。
子どもが泣いていると
本当にかわいそうだ。
ねずみさんが来てくれると
ほっとする。
よく続く劇ごっこ。
よく「幼稚園は行事が多くて…」
と言われる。
「多いからいい」という人と
「多いから大変」という人。
いろいろな考えかたがあるようだ。
こういう場面を見ると必ず
「発表会があるんですか」とか
「練習しているんでしょ」と言われる。
幼稚園が そういうところだ
と思われていることが 悲しい。
”おめでとう”の誕生会に
お母さまたちと
保育者たちが
仲良く楽しく歌ったり踊ったり、
音楽劇をする。
それが子どもたちの心を動かすのだ。
子どもたちは
おもしろくてたまらない。
自分たちもやりましょうと
再現を始め、
それぞれの工夫が加わって
だんだんと
自分たちのオリジナルになる。
リズムの遊びや劇ごっこに
浸りながら、
子どもたちの心と身体が
いつのまにか育っていく。
発表会のために
*演じて*いるのではない。
もっとおもしろく遊ぶために
子どもたち自ら、
その役に*なって*いるのだ。
自分の中身を揺り動かして。
いろいろな幼稚園がある。
多くの保育者たちが きっと、
行事に振り回されたくない
と思っている。
お母さまがたの目に
立派に映るよう、
子どもの外側のことばかり
指導しなければならないのはつらい。
子どもの中身を育てたい。
行事が子どもを育ててくれる、とか
やりとげた喜びを味わえる、 という
考えもあるようだけれど、
それはもっと大きくなってからでいい。
幼児は毎日
自ら取り組んだ遊びをやりとげ、
満足するために
いっしょうけんめい
生活している。
それが人生の基本だ。
子ども自ら
どんなに楽しいだろう。
そして今日
新しい朝。
落ち葉のお山を
乗り越えたい子ども。
思ったことは
どうしてもやりとげたい。
諦めず、
いろいろ試みる。
うーん 難しい!
あ、お友だちが来てくれた!
よいしょ よいしょと
まるで 運動会のよう。
力を合わせて
困難を乗り越えた!
満足の二人。
子どもはえらい。
子どもは自ら育ちたいのだ。
お母さまお手製のニット帽。
頭を冷やすと風邪をひく季節が
やってきた。
こぐま座のきりんさん。
ひよこさんの頃から作り続け、
4年目はこんなに大きい。
海さんたちは
お部屋で焼きいも。
これはマッチ棒か。
あ、燃えてきた!燃えてきた!
おいもを投入。
きりんさん作りと
同時進行。
♪ドレミのうた♪も
同時進行。
始まった
海さんたちの♪シンデレラ♪。
池さん川さんはお客さま。
かわいそうなシンデレラを
ネズミさんが慰める。
ああよかったと お客さま。
魔法使いが
シンデレラをお姫様に。
立派な御者。
素敵な姫。
男児が姫なんておかしい などと言う人は
誰もいない。
子どもの世界はすばらしい。
王子様を奪い合う。
りりしい王子様だ。
見つめるいじわる母娘たち。
誠実そうな家来。
くつを奪い合う母娘。
お姫様が見つかった!
めでたしめでたしの
パレードが続く。
観劇の後は
焼きいものサービス。
嬉しそうなお客さま。
みんな本当に
食べている。
おかわり
おかわりと
いくらでも食べる。
本当の焼いものよう。
みんな満足。
「おなかいっぱい!」
どの人も
子どもの世界の住人だ。
なんてありがたいことだろう。
きりんさんも完成。
誕生会の時のように
してみたい。
あら、見えちゃった。
「池の組にもあとで行くからね」。
午後、本当に焼きいもを焼く。
お仕事 お仕事!
いくらでも葉っぱが落ちるので
いくらでも焼いもが
食べられる。
ありがたい人間たち。
ありがたい自然幼稚園―――。