森の幼稚園の
冬隣。
幼稚園も冬支度。
新和硝子のおじさんたちは
窓枠シーリングの打ち替えに
忙しい。
お花先生も大忙しのため
今日は先週金曜日のブログから―。
「ぼく あれに乗りたい!」
という男児。
「危ないでしょ!」
と女児たち。
テラスでは
海さんたちのサンタごっこが
続いている。
そりの鈴の音に
集まってくる
子どもたち。
サンタさんのそりを引っぱる
トナカイ。
だんだん本当らしくなる
サンタさんのそりに
乗りたい子ども。
その頃、2階ホールでは
こぐま座のお母さまたちが
一生けんめいの
大忙し。
新和硝子のおじさんは
ぼくのお父さん。
お父さんの一生けんめいを見て
嬉しい子ども。
そして今日。
月曜日の朝。
色づく万両。
ドライフラワーのようなアナベル。
晩秋の自然幼稚園で
子どもたちの新しい1日が始まる。
ガソリンスタンドのスタッフも
出勤。
ツリーハウスで飼われている恐竜さんの
朝の遠吠え。
この恐竜さんは
よく教育されており
いつもきちんとしている。
ガソリンスタンドのスタッフたちが
次々に出勤。
日差しが暖かい
幼稚園のお庭。
落ち葉の匂い。
梢の影。
忙しい海さんたち。
それそれの遊びに加え、
サンタクロースごっこを喜ぶ
小さい人たちへのプレゼントを
こしらえなければならない。
お姫さまごっこも
始まる。
川さんたちが作っているのは
お家の柱。
池のお姉さんたちは
絵本を作ったり
おねこさんを飼ったり
忙しい。
それそれが
一生けんめい。
お部屋でも
お庭でも
一生けんめいな遊びが
くり広げられている。
保育者たちは
行ったり来たりして
1人ひとりがやろうとしている遊びを
支える。
積木のお部屋の
川越としょかんは
どうなるのだろう。
池さんたちの一生けんめいが
形になってきた。
どんなに嬉しいだろう。
どんなに充実するだろう。
お庭でも。
お部屋でも。
子どもたちと保育者たちが
持っている力を思いきり使って
今日1日を作り出す。
こうしようと思ったり
考えたことに向かって
一生けんめい。
遊ぶ前と
遊んだ後と
違う人間になっている程に
遊ぶのだ。
子どもにとって
遊ぶことは生きること。
今日1日を
思いきり生きよう―――!