幼稚園の雨。
傘と長靴の嬉しさ。
雨だから
お部屋で仲良くあそびましょうね、
と 先生。
川さんたちの人形劇、
♪うらしま太郎♪の準備が始まっている。
池さんたちも
和やかな雰囲気。
それぞれが 思いついたり
考えたりして
一生けんめいな遊びが
もう始まっている。
海さんがお客さまになってくれ、
嬉しい川さんたち。
川のお部屋は 昔むかしの世界。
人形たちに乗り移って
思いきり表現する 子どもたち。
「タコとタイが足りないよ」と
助っ人の海さん。
物語が クライマックスに。
熱中の川さんたちの後ろには
いつのまにか
お客さまがこんなに!
観劇の後は
ローソンにどうぞ。
みんな
お買いものに熱中。
レストランにも どうぞ!
雨だけれど
1人ひとりが考えて
仲良く 静かに
遊んでいる。
海さんたちは
お祭りを始めるらしい。
ちょうちんを作ると
♪お江戸日本橋♪を聞きたくなる。
踊りたくなる。
積み木のお部屋では
工事が始まっている。
♪工事場♪の歌をうたうと
工事の疲れも吹き飛ぶ。
川さんたちの♪オリンピックマーチ♪が
聞こえてくると、
池さんたちも
「やろう やろう!」。
お池のひよこさんたちも
「やろう やろう!」。
楽しくて楽しくて
たまらない。
大好きな♪はとぽっぽ体操♪も
始まった。
楽しくて楽しくて
楽しくてたまらない。
もっともっと、
もっとやりたい。
「♪ドレミの歌♪がいい!」。
えー!難しそう!
ところが
なんとなく、なんとなくできている。
すごいすごい!
すごいすごい!
「おかあさんみたいにできた!」。
満足満足!
もっとやろう!
もっともっとやろう!
また始めからやろう!
”うるとらまんれすとらん”の
赤ちゃんたちも
♪ドレミの歌♪が好きらしい。
ほらね、上手でしょ!
夢の世界を生きる
小さい子ども。
夢と現実を 行ったり来たりする、
少し大きくなった子ども。
心も身体も頭も 思いきり使って、
子どもの世界を
一生けんめい生きてほしい。
そう願う 雨の幼稚園―――。