梅雨さん お仕事お休みの、
嬉しい朝。
ジニアの芽も生き生きしている。
あれ!?
先生がお屋根の上に!
何してるんだろう。
雨が上がったので、
今日はクヌギの枝おろし。
届かないと思っていた
天の高みに あったものが
自分の近くに落ちてくる
不思議。
すっしりと重い枝。
重い枝を担ぐ嬉しさ。
何だかわからないけれど
嬉しくてたまらない。
「これ、ハンモックのところに
ちょうどいい」。
本当に!
木陰のハンモックになった。
ヤモリさんも カマキリさんも
驚いている。
クヌギの木の下には
次から次に
子どもたちがやってくる。
次から次に
いいことを考え始める
子どもたち。
もっともっと おもしろくなるように
手伝う
先生たち。
クヌギの枝には
小さい小さい
どんぐりの赤ちゃんが。
♪どんぐり どんぐり こーろころ♪
忙しそうな子どもたち。
あら、
石川さんが届けてくださった
トウモロコシだ。
石川さんちのトウモロコシは
甘くておいしい!
無農薬だから
生で食べられるのだ。
続く続く
赤ちゃんどんぐりの収穫。
こんなに どっさり!
小さい人や
さっき泣いちゃった人に
分けてあげる
お姉さんやお兄さん。
どの人も親切だ。
池さんのお部屋では
*作り物*や
ごっこ遊びが
始まっている。
ランドセルの中には
お弁当が。
お庭の川さんは
「クロアゲハみたいなの」
「なんだろう」
「行っちゃった」
「ぼく カミキリムシがいいの」。
砂場工事の人たちが
どんどん増えて、
もっともっと増えて、
あんまりおもしろそうなので
「ぼくたちも ちょっと入ってみよう」。
その頃、
幼稚園の2階ホールでは
ベビーマッサージ教室が始まっている。
ゆったりと楽しそうな母と子。
お花先生が忙しくしている間に、
海さんたちが
汚れたものを洗濯したようだ。
テラスの砂も掃き出している。
えらいこと。
お母さまと一緒の日常が
この子どもたちを育てている。
そう感じる一日―――。